タコは堤防から年中狙える高級食材のひとつとして、近年注目が集まってきています。
「タコが堤防からルアーで釣れるって本当?」
初心者の方ならそう思うのは当然ですね。
堤防からルアーで最も釣れる時期は、タコの産卵期である、6月、7月、8月、が数も多く、2キロクラスが堤防からでも狙える、最高のシーズンです。
オクトパッシングは6・7・8月のナイトゲームが最もタコ達が釣れる時期! - Taketiyo釣りブログ
初心者でも使いやすいタコ専用ルアー「タコやん」
「タコやん」という商品なんですが、ルアー自体に浮力があるので、ルアーが海底についても少し浮いた状態で、ゆらゆらアピールしてくれます。
私もタコ釣り歴3年になりますが、このルアーめちゃくちゃ釣れます。
しかも、タコ釣りで一番厄介な根掛かりが非常に少ないのも特徴です。
初心者の方に胸を張ってオススメするルアーです。
ルアーサイズは?
潮の流れが速いポイントは3.5号、緩やかな湾内などは、3号が釣りやすいと思います。
専用ロッドがあると心強いですが、エギングロッドでも十分対応できますよ。
基本的なルアーの誘い方とアタリの合わせ方
タコはイカのように泳いで餌を食べたりはしていませんので、必ず海底に付いて餌を探しています。
なので堤防タコ釣りで狙うポイントは、基本的には海底をズル引きの誘い方が中心になります。
しかし、根や障害物の多いポイントでは、リフト&フォールやただ巻き&フォールなどが有効な誘い方になるケースもあります。
誘い方ポイント①
ズル引きはスローな誘いが有効です。
たまにルアーを止めてみたりして、食わせの隙を与えてみたりすると、さらに効果的な誘いになりますよ。
誘い方ポイント②
リフト&フォールやただ巻き&フォールのアクションの後にも、食わせの隙を少し与えてやると同じく効果的な誘い方になりますよ。
誘い方ポイント③
ズル引き→食わせの隙→リフト&フォール→食わせの隙→ズル引き→食わせの隙→ただ巻き&フォール→食わせの隙
このように色々なアクションの組み合わせでタコを誘ってみましょう。
タコのアタリについて
タコはガツンとかグングンとかのアタリはありませんよ。
「根掛かりのようなアタリです」
慣れてくるとわかるようになりますが、はじめのうちは、「なんか重いのが付いてる」みたいな感じで釣れると思います。
海の中のビニール袋に引っ掛かったような感じ
がタコのアタリです。
エギングロッドでタコ釣り!柔よく剛を制す!合わせ方のポイント! - Taketiyo釣りブログ
合わせ方ポイント①
なんかに引っ掛かったなと感じたら、一呼吸おいて竿先で「チョンチョン」探ってみてから、一気に竿を煽り上げて、タコを海底から引き剥がしましょう。
合わせ方ポイント②
リフト&フォールやただ巻き&フォール中のフォールの途中に「グンッ」っと重みを感じるアタリがたまにあります。
これは活性の高いタコによく見られるアタリなので、このときも必ず一呼吸おいてから、一気に竿を煽り上げて合わせてください。
合わせ方の注意点
タコの吸盤の力は凄いです。
海底の岩などに張り付かれると上げることが難しくなります。
とにかく怪しアタリには、一呼吸おいてから一気に巻き上げてください。
合わせ方のテクニック
合わせの前に「一呼吸の理由」は、タコがルアーにしっかりと覆いかぶさる為の「一呼吸」です。早合わせすると足の先だけとか、または空振りなどが結構あるので、一呼吸おいてタコがルアーに覆いかぶさってから、一気に合わせて海底から引き剥がしましょう。
掛けたらやり取りはテンションキープを意識して!タモ網でキャッチがベスト!
タコを海底から引き剥がしたら、あとは一気に海面まで浮かせて、手前まで寄せていきましょう。
このときタコも必死に潜ろうと抵抗しますので、潜らせないようにドラグはキツく締めておき、糸が緩まないようにしっかりと竿を立てながらテンションキープして一定のスピードで巻き上げてください。
やり取りの注意点
タコを海底から海面まで巻き上げるときは、一定のスピードでリールを巻くことがバラシ回避のポイントです。
ただしゆっくりすぎても、手前に潜られる可能性があり危険です。
糸が緩むと、ルアーからタコが外れてしまいバラシの原因にもなります。
糸のテンションをしっかりキープしながら巻き取れるスピードを意識してください。
よくある取り込みの注意点
足元近くまでタコを寄せてきたらタモ網でキャッチしましょう。
タコは見た目よりも重たくて大変です。
足元の海面でもたつくと、足元の壁にビターッと張り付かれることがよくあるので、注意が必要ですよ。
タモ網でキャッチしたタコはそのままビニール袋などに入れてしまえば、タコに砂や埃などが付かないので下処理が楽になりますよ。
まとめ
- 堤防タコ釣りの基本的な誘い方は、ズル引き、リフト&フォール、ただ巻き&フォールです。このときに食わせの隙を与えると効果的。
- タコの吸盤は強力な力があり、一度海底の岩などに張り付かれると引き剥がすのは大変です。一呼吸おいてから一気に合わせて、海底から引き剥がしましょう。
- タコとのやり取りは糸が緩まないように意識しながら、一定のスピードで巻き上げることでバラシを回避できますよ。
- タコを海面まで浮かせて、足元近くまで寄せてきたら、タモ網でキャッチするのが非常にスピーディでオススメです。
堤防からルアーでタコ釣りは、手軽に楽しめる釣りの1つです。
今年も堤防にタコの雨を降らせましょう。
堤防の高級食材である新鮮なタコの旨味を今年のタコ釣りシーズンに、是非堪能してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。