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チヌは警戒心の非常に高い魚として、有名です。
そんな警戒心の強いチヌも乗っ込みシーズンでは警戒心が薄れ、餌を荒食いする習性があり、この時期の夜釣りともなると、その行動はまさにアジのサビキ釣りに似たようなほどに、アタリが連発します。
これからチニングをはじめてみようと考えている方は、この乗っ込みシーズンの夜釣りで狙うことをオススメします。
堤防チニングで真チヌの活性が最も高い時期と時間帯とは? - Taketiyo釣りブログ
乗っ込みシーズンのチニングナイトゲームの釣り方
チニングは敷居が高いようなイメージがありますが、実はとても簡単な釣りです。
ジグヘッドにワームをセットして、リールをゆっくりと巻きます。
海底をゆっくりとズルズル〜っとズル引きするだけで、チヌが釣れます。
嘘と思われますが、乗っ込みシーズンの夜釣りならこれだけで本当に釣れます。
産卵前の乗っ込みの時期とは
乗っ込みとは、チヌが産卵の前の荒食い行動の時期のことで、海水温が重要な鍵となります。
チヌの産卵の適水温は、20℃が最も孵化に適しているらしく、この海水温20℃とは、6月ぐらいが全国の平均海水温にあたります。
ということは、この6月より前に産卵前の荒食い行動が始まるわけなので、地域によって差はありますが、およそ3月中旬〜6月ぐらいまでがチヌの乗っ込みの時期となります。
ズル引きアクションでのチヌのアタリ
乗っ込みシーズン中のチヌのワームズル引きアクションでのアタリは、非常に特徴的でその多くは、「ガツガツっ」や「ゴツゴツっ」といった、「餌に噛み付いて、弱らせてから口に入れる」前アタリがほとんどで、即食い込むことはまずありません。
ズル引きアクションでのアタリの合わせ方
乗っ込みシーズン中のワームズル引きアクションでのアタリの合わせ方には、少しコツがいります。
慣れると簡単に合わせられなるんですが、慣れないうちは一発勝負に出るなど、一か八かの勝負も楽しみの一つです。
失敗すると、「スポッと重みが抜ける。」
即合わせはほとんどが、スッポ抜けてしまいます。
アタリの合わせ方のコツ
乗っ込みシーズン中の合わせ方のコツは、アタリがあっても即合わせはしないで、竿先が「グググっ」と入るまでタイミングを待ちましょう。
竿先がグググっと入った瞬間に、竿を大きく引きながら、強くしっかりとフッキングさせてください。
やり取りはじっくり焦らずに
チヌのフッキングに成功したら、チヌは激しく突っ込みを何度か繰り返して走ります。
リールのドラグでラインブレイクを回避しながら、ラインテンションをキープしてバラシを回避してください。
チヌの突っ込みは、大型になると激しさもそれに応じて激しくなりますし、体力もあるのでなかなか海面に姿が現れません。
しかし、ここで焦らずに自分のフッキングを信じて、じっくりと弱るまでやり取りしてから、タモ網ですくいましょう。
無理をして強引なタモ入れは、バラシの原因になりますので注意しましょう。
ナイトゲームはワームズル引きに釣果が集中する理由
乗っ込みシーズン中の夜釣りでチヌは海底の砂煙に、強い反応を示す習性があるそうで、海底をワームがズルズルと移動すると、そこには必ず砂煙がたちます。
この砂煙にチヌは反応して追尾して、ワームを餌と認識してから、アタックしてきます。
乗っ込みシーズンの夜釣りで警戒心が薄れていても、チヌは必ず餌と確認してからしか、口を使いません。
乗っ込み時期と夜釣りに加え、このワームズル引きがたてる砂煙が、チヌの警戒心を無効化してくれるので、チヌはワームを餌と認識して口を使うのです。
チニング初心者の堤防ズル引きテクニック - Taketiyo釣りブログ
まとめ
- 乗っ込みシーズンとは、海水温20℃より前の3月中旬〜6月ぐらいまでの時期。地域によって差があります。
- 乗っ込みシーズンの夜釣りはワームのズル引きアクションで簡単に釣れます。
- ワームズル引きアクションの合わせ方は、竿先がグググっと入ってから、即合わせはやめましょう。
- やり取りは焦らずに弱らせてから、タモ網に入れましょう。
- 乗っ込みシーズン中はボトムにアタリが集中するのは、ワームズル引きで海底の砂煙がチヌの警戒心を無効化するからです。
いかがでしたか。
チヌの乗っ込みシーズンの夜釣りは、ワームが圧倒的に有利なうえ、驚きの真鯛67cmなどが釣れることもありますよ。
海水温からチニング「乗っ込み」を制す - Taketiyo釣りブログ
是非今回ご紹介したワームズル引きアクションで、堤防にチヌの雨を降らせてください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。