タケチヨ釣りブログへようこそ。
アオリイカが沢山釣れるシーズンでは、冷凍庫の中が冷凍アオリイカでギュウギュウ詰めになりますよね。
アオリイカシーズンのあとは、タコ釣りシーズンと堤防釣りのハイシーズン中は、休む暇もなく真っ黒に日焼けしてしまい、会社の人から「何かあったの?」「大丈夫?」とか心配されてしまいます。
さて今回は、アオリイカの正しい冷凍保存の仕方と美味さアップの解凍のやり方について前職板前の経験を活かして、ご紹介していきたいと思います。
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下処理で決まる美味さと保存期間
アオリイカの代表的な美味い食べ方は、なんと言っても刺身ですよね。
鮮度の良いものならば、内臓ごと冷凍するなどのやり方もありますが、これは時間がないなどのときの最終手段であって、基本的におすすめできないやり方です。
内臓や外皮、薄い皮まできっちり下処理をしてから冷凍保存する方が、解凍時に内臓などから出てくるドリップ(解凍時に出る水分)の生臭さに触れることが無く、圧倒的に美味いですよ。
下処理のやり方を動画でマスターしよう
アオリイカの骨に沿って縦に切り開いてから、内臓を取るやり方も正しいやり方の一つです。自宅の台所などでは内臓は引っこ抜くよりもひらいてから外すやり方の方がまな板等を汚さなくて済みます。
前職板前の経験を生かしたアオリイカの刺身の下処理などを詳しく解説した動画を作りましたので、お暇なときなどに上記の動画を是非参考になさってみてください。
小分けにして調理しやすく
画像のように一人前ごとに小分けにして、アオリイカの切り身を一枚づつラップをしてから冷凍すれば、解凍もやりやすくておすすめですよ。
このときに少し注意したいのが、アオリイカの切り身にピッタリとラップをして、空気を出来るだけ入れないようにすることです。
冷凍保存期間も長くなり、解凍時に美味さも逃げないやり方です。
保存期間と解凍時の注意点
アオリイカの冷凍保存期間(賞味期限)は食べ方によって変わります。
加熱するか、しないかで美味さにかなりの差があり、加熱しない刺身で食べるなら3ヶ月ぐらいまでが美味さを維持できます。
それ以上になると身に冷凍焼けが若干出てきて、パサついた食感や美味さが半減してしまっていて、刺身ではあまりおすすめできません。
加熱調理なら6〜12ヶ月を目安に
冷凍保存期間が3ヶ月以上過ぎたならば、あとはバターソテーや酢の物、厚めにカットして天ぷらやイカフライなどで召し上がってください。
目安となる冷凍保存期間は、各冷蔵庫の性能にもよりますが、およそ6〜12ヶ月ぐらいです。
なるべく低い温度で冷凍保存できればそれだけ冷凍保存期間も長くなりますよ。
冷凍保存期間が最長で約12ヶ月と書いた理由は、1年後には堤防エギングでまたアオリイカが沢山釣れるので、それまでにはなんとか食べるようにしていただきたいという、私の個人的な気持ちも入っています。
解凍時は自然解凍が一番美味い
解凍時に注意したい点は、流水解凍ではなく自然解凍でやることです。
流水解凍は確かに早くて都合良いやり方ではありますが、イカの中の旨味まで水の中に逃げ出してしまいます。
自然解凍は冷凍保存のアオリイカの解凍のやり方で、一番旨味を逃がさない解凍のやり方です。
自然解凍のやり方は、調理する前日か当日に冷蔵庫の中(5°くらい)で自然解凍するのが最も理想的な解凍のやり方で、刺身で食べるならドリップ(解凍時に出る水分)に注意しましょう。
生食の場合はこのドリップに食中毒の細菌が含まれる場合があるので、必ず水道水で洗い流してからキッチンペーパー等で水気を取ってから刺身調理するようにしてください。
加熱調理する場合は、そのまま水気を拭き取る程度であまり気にする必要はありません。
終わりに
アオリイカは釣りたてを、そのまま刺身にして食べても歯ごたえも良くて、十分美味いイカですが、一度冷蔵庫で冷凍保存して自然解凍してから食べると、美味さがアップし食感も変化してモッチモチな噛めば噛むほど美味い一品になります。
わさび醤油はもちろんですが、レモン汁と塩、ゴマ油と塩などの組み合わせも非常におすすめな食べ方です。
今回ご紹介した「アオリイカの冷凍保存の仕方!美味さアップする解凍のやり方!」が少しでも参考になれば幸いです。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。