タケチヨ釣りブログへようこそ。
夏からが本番のサビキ釣りですが、天気もいいし風もない絶好の釣り日和、なんて張り切って撒き餌をいつもの倍の量を購入してサビキ釣りスタート。
撒き餌を海に撒いても撒いても、一向に釣れる気配がない。
ひたすら撒き餌を海に投入し続けて無事帰宅。
むむっ何かがおかしい…
このような経験を、子供の頃から何度もしたおかげで今では撒き餌無しでも釣れます。
すみません。
これは冗談ですよ。
さて今回は、サビキ釣りの釣果アップのコツと釣れない場合の原因と対処法について、ご紹介したいと思います。
サビキ釣りはポイント選びが重要
簡単に釣れるイメージがあるサビキ釣りですが、意外と奥が深く釣れるポイントで釣りをしないと、まったく釣れないことになってしまいます。
そうならないためには、現在サビキ釣りで釣れているポイント選びが最も重要です。
現在釣れているポイントの情報は、釣り具屋さんが一番知っています。
インターネットの情報も信用できますが、中には過去の古い情報なども含まれているので、注意が必要ですよ。
この情報収集がサビキ釣りでの釣果アップの最初の大切な作業になります。
堤防の湾内は一級ポイント
サビキ釣りの現在釣れているポイントの候補が決まったなら、その中に堤防の湾内のサビキ釣りのポイントがあれば迷わずそのポイントに決めましょう。
時間があるなら下見をすると完璧です。
堤防の湾内は潮の流れが緩やかなポイントが多く、撒き餌の効果が長く効きやすいので、魚の群れがそのポイントに長く滞在します。
朝から晩まで釣れ続ける一級ポイントとはこのようなポイントです。
サビキ釣りの有名ポイントで釣る
サビキ釣りのポイント選びでもう一つ有力なのは、サビキ釣りで有名なポイントで釣ることです。
サビキ釣りは一度に撒く、撒き餌の量が多いほど魚の群れが反応してその場所に長く滞在することになります。
サビキ釣りをしている人が多いほど、海に投入する撒き餌の量も当然多いので、魚の滞在時間は長くなり、このようなポイントも朝から晩まで釣れ続けるポイントになりやすいです。
サビキ釣りのベテランの方々は、隣にサビキ釣りで人が入って来ても嫌な顔はしませんよ。
なぜなら、釣り人が多いほど撒き餌の効果が長く効き、魚の群れの足止めとなって釣れ続けることを知っているからです。
マナーとして「隣に入ってもいいですか?」と一声かけるのは当然ですけどね。
手返しの早さが釣果アップのコツ
サビキ釣りの釣果アップのコツは、なんと言っても手返しの早さが大切です。
釣れる時間帯にムラがあるような場合は、釣れる時間帯に数多く釣る必要があります。
魚が釣れている時間帯は、水汲みバケツ等に釣れた魚を手早く入れておいて、サビキ釣りだけに集中して釣れなくなったら置き竿して、魚を水汲みバケツからクーラーボックスへ移す作業をすれば、釣れる時間帯の手返しが早くなり釣果はアップします。
撒き餌を餌カゴに入れる時間の短縮法
撒き餌を餌カゴに入れる作業はなにかと時間がかかりますが、撒き餌をバケツに入れて撒き餌と同量の海水を入れ、餌カゴをバケツに入れるだけで撒き餌が餌カゴに入るようにすれば、毎回の撒き餌の補充が格段に早くなって、手返しが非常に早くなり釣果アップに繋がります。
バラシを減らす簡単なコツ
サビキ釣り沢山の針で一度に何匹も釣り上げることのできる、効率的な釣りですがせっかく掛かった魚を釣り上げるときにバラシてしまうと釣果は下がりますよね。
しかもバラシた魚は、パニック状態で泳いでいきそれにつられて魚の群れも少しの間いなくなることもあります。
バラシは減らすに限ります。
- アタリは優しくしっかりと合わせを入れましょう。針が刺さっていないと簡単に外れてバラシの原因となります。
- 魚が掛かったら急いでリールを巻かずに、ゆっくりリールを巻くとバラシは減ります。サビキ釣りのターゲットの魚は口元が弱い魚が多く、急いでリールを巻くと口切れの原因になります。
- 取り込みの時には、竿先を海面に向けて余分な糸フケを取ってから優しく一気に竿を立てて釣り上げましょう。
この3つのコツを意識するだけでバラシは減り、釣果は確実に上がりますよ。
釣れないときの原因と対処法
周りの人は釣れてるのに、「自分の仕掛けにはまったく釣れない」このような経験は良くあることです。
そんな時は、次のようなことが考えられます。
- 仕掛けの針のサイズ号数
- 浮き下の深さ
- 仕掛けを投入する場所や距離
- 撒き餌の種類と針のスキンカラー
- 誘い方
仕掛けの針のサイズ号数が合ってない
この仕掛けの針のサイズが、そこにいる魚の群れのサイズに合ってない場合は、浮きにアタリはあるけど乗らない場合に交換することが必要となります。
アタリも無い場合は、このほかに釣れない原因があるケースがほとんどです。
堤防サビキ釣りの針の号数は、3号〜5号ぐらいが大抵の魚に対して万能なサイズです。
釣れる魚のサイズや重さに合わせて調整しましょう。
浮き下の深さ(タナ)が違う
浮き下とは、浮きから下の海中の仕掛けの漂う深さのことで、魚の群れがどの深さ(タナ)で餌を食べているかによって調整しないといけません。
この魚群れが餌を食べている(タナ)の調整が違うと釣れない場合があり、自分だけ釣れないときの原因の一つです。
浮き下(タナ)の違いが釣れない原因となるような場合の多くは、魚の群れが割と警戒しているときなどに多く見られます。
このような場合は、海底から30cm〜1mの(タナ)に浮き下の調整することがセオリーです。
手っ取り早いのは、もちろん釣れてる人に聞いてみるのが一番早いですよね。
仕掛けの投入場所や距離
サビキ釣りの釣れない原因の一つに、仕掛けを投入する場所や距離が違うといった場合があります。
周りの人が釣れているならば、その人をよく見てどの辺に仕掛けを投入しているのか、投げる距離はどのくらいかを真似してみてください。
意外に足元で簡単に釣れるパターンなどもあるので試してみてください。
撒き餌の種類や針のスキンカラーの不一致
撒き餌も最近では沢山種類が出ていて、手が汚れないチューブタイプや色々混ぜ合わせて作っているものなどがあります。
このタイプの人工的に加工された撒き餌は、場合によっては魚がまったく食べないケースがありますので、撒き餌の種類には注意してください。
昔ながらのアミと呼ばれる撒き餌が、一番信用できる撒き餌です。
次に最近のサビキの針には、スキンと呼ばれるゴム製の疑似餌がついていますが、このスキンカラーが撒き餌の色とまったく違う場合に、(スキンカラーが黄色や白、撒き餌の色はピンクや赤)魚が釣れない原因になる場合が稀にあります。
魚の活性が高いなら問題なく釣れるんですが、サビキ釣りの針のスキンカラーはピンク系のカラーが万能です。
アミ餌ピンク色+スキンカラーピンク系の組み合わせが、堤防サビキ釣りの一番信頼できる組み合わせです。
意外と大事な誘い方
「サビキ釣りで誘い方なんているの?」と思われる方もいるとは思いますが、置き竿で釣れるパターンは魚の群れの活性が高いときで、色々やってみてそれでも釣れない場合は、最終的に誘い方が釣れない原因の場合があります。
サビキ釣りで撒き餌の浪費は避けたいものですが、竿のシャクリを小さくして餌カゴからの撒き餌の量を少なくしてしまうと、魚の群れの活性が高い場合ならばそれでも釣れます。
しかし魚の群れの活性が低いとサビキの疑似餌(針)を見切られることが稀にあります。
周りの人が釣れているので、魚の群れがそこに居るのは間違いないならば、撒き餌を惜しまずに大きなシャクリで、餌カゴから撒き餌をしっかり出すようにしてください。
影になるポイントで釣る
追記となりますが、夏場の水温が非常に高いときなどに釣果アップに有効な手段です。
午前中は入れ食いだったのに、パタリと釣れなくなったりしたときは、その場所から近くに影になるポイント(大きな船や堤防の岸壁の影)などがあればそのポイントに移動して、そのポイントの足元の海底に浮き下(タナ)を調整してサビキ釣りをしてみてください。
夏場の真昼間など海水温が非常に高くなると、魚の群れも影に入ってしまうパターンがあり、日陰でしか釣れないような時間帯がある場合がありますよ。
終わりに
サビキ釣りはファミリーフィッシングの代名詞でもあり、夏の堤防の風物詩の一つですよね。
今回ご紹介した記事がサビキ釣りの釣果アップや釣れない原因の対処法として、お役に立てれば幸いです。
サビキ釣りの釣れる時期は、一般的に4月〜11月と長く楽しめますが、地域によって差がありますので事前の情報収集が一番大切です。
それでは、今年も堤防に魚の雨を降らせましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。