タケチヨ釣りブログへようこそ。
タコの唐揚げには2種類のパターンがありますよね。
一つ目は、茹でたタコをぶつ切りにして揚げるパターンと二つ目は、「生タコ」茹でる前のタコをぶつ切りにして揚げるパターン、この2種類があると思います。
今回ご紹介したいのは、生タコの唐揚げの作り方!柔らかく揚げるコツについてご紹介させていただきたいと思います。
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生タコの唐揚げの柔らかく揚げる作り方のポイント
下処理を済ませた生タコを画像のように3㎝くらいにぶつ切りにして、各パーツごとに分けて頭と足の部分を唐揚げにします。
その他のパーツ(足先と頭の皮)は、生タコ唐揚げには不向きなので塩茹でして食べましょう。
生タコを柔らかく揚げるためには、下処理のときにタコの皮をなるべく剥がすことです。
タコの皮は加熱すると固くなるので、生タコの唐揚げには不向きです。
それともう一つ生タコを油で揚げるときの、油跳ねを防ぐことにあります。
生タコの身と皮の間に空気が溜まり、加熱すると膨らんで弾けるので危険です。
必ずタコの皮は包丁を使って、切り離しておきましょう。
生タコに下味をつけよう
- 酒少々
- 塩コショウ少々
- 薄口醤油少々
- おろし生姜少々
- 青のり適量
生タコの下味は、茹でたタコよりも下味は薄めで漬け込みは短時間にしてください。
香りを付ける程度くらいに、下味を付けることが塩っぱくならないコツです。
あと生のタコには、茹でたタコよりも下味が入りやすく、長く付けすぎると塩っぱくなるので注意してください。
目安の時間は5分くらいです。
調味料を全て入れてから、5、6回軽く揉み込んでから5分くらい放置しましょう。
みりんを使うのはやめましょう。
みりんを使用すると生タコの仕上がりが固くなり、しかも焦げやすくて生タコの風味を台無しにしてしまうからです。
柔らかく揚げるポイント
下味が完了したら生タコの下味の汁気をよく絞って、小麦粉と片栗粉を半々に合わせて生タコをまぶして、余分な粉ははたき落としてから170度前後の油に入れください。
柔らかく揚げるポイントは、揚げ時間です。
揚げ時間は、20秒〜40秒ぐらいにしてください。
タコは非常に火が入りやすく、揚げ過ぎは他の食材と比べると圧倒的に固く仕上がってしまい、生タコのジューシーさに欠けてしまいます。
生タコの唐揚げは、170度前後の油で20秒〜40秒ぐらいがベストですよ。
油のベストな温度は、慣れてくると箸や粉をほんの少し入れることで分かるようになりますが、慣れないうちは油の温度計を使うことをオススメします。
100円均一のダイソーなどで、200度まで計れる中心温度計が売っているのでオススメですよ。
基本的には加熱した食材の中心温度を計るための物ですが、油の温度も計ることができるのでとても便利ですよ。
生タコの冷凍保存と解凍のやり方
画像のように一人前づつに小分けして、一度冷凍すると生タコの繊維が崩れるので、生タコの唐揚げの仕上がりがさらに柔らかくなるのでオススメですよ。
しかも冷凍保存期間は、1年間ぐらいは余裕で保存でき味もそんなに変わりません。
解凍するときは自然解凍でも良いですが、流水解凍が一番早くてオススメです。
生タコを冷凍したラップのまま適当な大きさのボールか何かに入れて、水道水を少しずつ入れながら解凍してください。
5分くらいで完全に解凍完了です。
水気を取ってから下味を付けてください。
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カラッと揚がる剥がれない衣の作り方
生タコの唐揚げで良くある失敗の一つに、「衣が剥がれる」というものがあります。
タコを揚げるとタコの水分が中から沢山出るため、付けた衣が剥がれやすくなりますよね。
生タコの唐揚げに付ける衣は、小麦粉2:1片栗粉の組み合わせが、カラッと揚がる剥がれない衣となります。
(小麦粉の繋ぎ力+片栗粉のコーティング力)
小麦粉と片栗粉で衣を作る
最初に下味の付いた生タコに小麦粉をまぶし下味をしっかり小麦粉に吸収させた後、次に全体を片栗粉で包みこんでから、余分な粉をしっかりはたき落として必ず170度前後の油で揚げてください。(低い温度の油は絶対にダメですよ)
家庭用フライヤーがあれば難しい油の温度設定を自動でやってくれます。
蓋を閉めて油が外に出ないように設計された家庭用フライヤーは現在たいへん人気ですよ。↓
揚げ物料理が苦手な方に超オススメです。
注意点
下味の付いた生タコに衣の粉をつけたら素早く油で揚げてください。
粉をつけた状態で放置すると生タコから出る水分や下味によって衣の粉が水分でビチャビチャになってしまいます。
こうなると衣がカラッと揚がらず、衣が剥がれやすくなりますので衣の粉をタコにまぶし付けたら素早く油に投入することがカラッと揚がり剥がれない衣に仕上げる注意点です。
余分な衣(粉)をしっかり落とす
「カラッと揚がらない」この問題でよくあるのは衣(粉)の付け過ぎがあります。
衣(粉)が少ないのも衣が剥がれやすくなる原因になりますが、衣(粉)の付け過ぎはカラッと揚がらない原因になります。
カラッと揚がり、しかも衣が剥がれない生タコの唐揚げの作り方のコツは、しっかり衣(粉)を付けて、しっかり余分な衣(粉)をはたき落とし素早く油に投入することが重要なコツですよ。
一度に揚げる量に注意する
揚げ物料理の鉄則とも言えることは、"鍋の大きさ油の量に見合った"一度に揚げる量に注意することです。
一度に揚げる量が多いとそれだけ油の温度は一気に下がります。少ない油に一度に沢山タコを投入しないこと。
極端に低い温度の油では、"タコの唐揚げの衣は絶対にカラッと揚がりません。"
「じゃあ揚がるまでその分長く加熱すればいいじゃん。」
それが失敗の素。絶対にやってはダメなやり方です。
タコは加熱時間が長くなるほど硬くなりますので、カラッとではなくカチカチに揚がりますよ。
小さい鍋、少ない油なら"一度揚げるタコの量を5〜6個ずつ丁寧に数回に分けて揚げる"ことがタコの唐揚げがカラッと揚がり、さらには柔らかく揚げるコツでもあります。
タコの唐揚げは一番に揚げるタコの量、油の温度にはくれぐれも注意してください。
タコの唐揚げの油がはねない方法
タコの唐揚げは大きく分けて2パターンありますよね。"生タコを揚げるかボイルされたタコを揚げるか"この2パターンで油がはねない方法にはそれぞれ違いがあります。
生タコの唐揚げ油がはねない方法①
生タコは記事中でもご紹介していますが、タコの唐揚げの油跳ねの原因は"身と皮の間にある水分の爆発"によるものです。
油の中に水滴が入るとバチバチ弾ける音と気泡が立ちますよね。
タコの水分の膨張により、タコの皮が破れ弾けた瞬間がタコの唐揚げの油跳ねを起こす原因です。
この油跳ねを防ぐやり方は、"生タコの足の吸盤意外の皮の部分を全て包丁を使って剥がす"だけで油はねを防止できますよ。
ボイルタコの唐揚げ油がはねない方法②
ボイルタコの唐揚げは、ボイルしている分水分は少なく基本的にはそんなに油は跳ねませんが、ボイルの加減次第では油が跳ねる心配があります。
ボイルタコの皮を剥がすのは一苦労です。そこで、タコの足全体をフォークで刺して小さな穴を作り"身と皮の間の水分を外に逃がす穴"を作ってください。(包丁で薄く格子状の切り込みでも可)
ここが大事!
①②ともに"揚げ時間を長くしすぎる"と、油跳ねの危険は高まります。ポイントは余熱で仕上げるようにしてください。
柔らかく揚げるポイントでも紹介した、揚げる時間は20秒ぐらいを目安に"15秒で油から上げて余熱で仕上げる"ような感じがベストです。
タコの熱伝導率はあらゆる食材の中でもトップクラスです。「えっ、ちょっと早くない?」と思うかもしれませんが、大丈夫です。タコはほんとに火が入りやすいです。
何度かタコの唐揚げにチャレンジするうちに、絶妙な揚げ加減が必ず分かるようになるはずですよ。
おわりに
いかがでしたか。
私はタコをスーパーや魚屋さんで買いません。
タコは堤防から自分で釣るものです。
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タコの皮は意外と丈夫で文化包丁のような刃の薄い包丁ではなかなか綺麗に捌きにくく、時間もかかります。
小出刃は刃の厚みもありしかもコンパクト。タコが面白いように簡単に捌けますよ。オススメです。
タコは夜行性のハンター!タコは夜釣りが一番釣れる! - Taketiyo釣りブログ
タコは夏バテ防止や疲労回復、コレステロールを下げる効果があるそうで、釣って楽しい、食べて美味しい、嬉しい、まさに三拍子。
生タコの唐揚げは、ボイルしたタコの唐揚げとは味も食感も格段に違い、一度生タコの唐揚げを食べてしまうと、ボイルタコの唐揚げは物足りなくなりますよ。
今回ご紹介した「生タコの唐揚げの作り方!柔らかく揚げるコツ!」を是非参考にしてみてください。
それでは今年も堤防にマダコの雨を降らせましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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