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魚の肝料理と言えば、アンコウの肝に負けず劣らず人気で美味しいのは、カワハギの肝ではないでしょうか。
カワハギの肝には、プリン体と呼ばれる痛風の原因でもある成分が多く含まれているので、毎日カワハギの肝を食べるのはやめましょうね。
さて今回は、毎日食べたくなるほど美味しいカワハギの肝が"一番美味しくなる旬の時期やプロが薦めるNo.1の食べ方"についてご紹介させていただきます。
一番最後の"おわりに"(目次から一発でジャンプできる)のところにカワハギの刺身や肝のさばき方を詳しく解説した"オリジナル動画"を貼っているので、文章を読むのが面倒な方は是非そちらの動画を参考になさってみてください。
動画の内容は次のようなものです。
- カワハギのさばき方
- カワハギの肝の取り方(序盤〜)
- カワハギの肝の下処理(1:11秒〜)
- カワハギの肝の湯引き(4:18秒〜)
- カワハギの肝醤油の作り方
- カワハギの肝ポン酢の作り方
- カワハギの刺身切り方
- カワハギの薄皮の剥がし方
- カワハギの薄皮の湯引き
- カワハギの肝が一番美味しい旬な時期とは
- カワハギの肝の食べ方オススメ6選
- プロが薦める人気No. 1の食べ方
- 人気の肝和えと肝醤油の食べ方
- カワハギの身と肝では美味しい旬な時期が異なる
- ウマズラハギの肝と本カワハギの肝
- カワハギ肝を生食する注意点
- カワハギ刺身のさばき方|肝醤油と肝ポン酢の作り方(レシピ動画)
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カワハギの肝が一番美味しい旬な時期とは
カワハギの旬な時期とは夏場の時期とされていますが、夏場の6月〜8月あたりの時期はカワハギの産卵時期でもあり、産卵直後のカワハギの肝はとても小さく脂の乗りもイマイチです。
カワハギの肝が一番美味しい旬な時期とは、10月〜2月にかけてです。この時期に釣れるカワハギの肝は脂の乗りが一年で最大量となるため、この時期のカワハギの肝は綺麗なピンク色でパンパンに膨れあがってます。("肝パンの時期"とは、この時期のことを指します。)
カワハギの肝!生で食べる処理の仕方と美味しい肝醤油の作り方! - Taketiyo釣りブログ
カワハギの肝の食べ方オススメ6選
カワハギと言えば、やはり肝が最高に美味しいですよね。そんな、カワハギの肝の"美味しい食べ方"についてご紹介します。
- カワハギの肝醤油お刺身
- カワハギの肝和え
- カワハギの肝乗せ握り寿司
- カワハギの肝の酒蒸し
- カワハギの肝ポン酢
- カワハギの肝の煮付け
- カワハギの肝の天ぷら
- カワハギの肝鍋(味噌仕立て)
カワハギの肝はとても濃厚な味わいでどんな食べ方でも基本的に美味しいのですが、まずは肝醤油とお刺身の食べ方が一番オススメですよ。
プロが薦める人気No. 1の食べ方
プロが薦める人気の食べ方は、カワハギの肝をカワハギの刺身で包み込むように一緒に食べる食べ方が非常に美味しくいただける、人気No. 1の食べ方です。
生の肝も美味しいですが、"湯引き加熱した肝"の味は一段と旨味が増して美味しいですよ。
カワハギの肝とは脂(旨味)の塊みたいなものでして、その脂(旨味)は5℃以下の温度で固まります。湯引き加熱処理をしたカワハギの肝を冷蔵庫(5℃以下)でよく冷やして、刺身で肝を包んで醤油につけ一緒に口に入れた瞬間に舌の温度で肝の(脂)旨味が溶け出す食べ方が一番人気な食べ方です。
人気の肝和えと肝醤油の食べ方
カワハギの肝和えとは、肝とお刺身を一緒に和える食べ方でこちらも人気のあるカワハギの肝料理の一品です。
- カワハギの肝を肝醤油にしてからお刺身と和えて食べる食べ方。
- カワハギ肝とお刺身を"小ねぎやミョウガなどの薬味と先に和えて"から、醤油やポン酢などにつけながら食べる食べ方があります。
地域や好みで色々な食べ方がありますが、どちらも人気のある食べ方です。
人気の肝ポン酢の食べ方
フグ刺を食べるときには、必ずと言ってよいほどポン酢(酢醤油)と一緒に刺身の味を楽しみますよね。
夏のフグと呼ばれるカワハギがポン酢と相性が良いのは当然です。そんなカワハギの肝との相性が一番良いと特に人気な付けタレとは、"天然果汁を使用した酢醤油"です。
- 酢橘(スダチ)
- 橙(ダイダイ)
- カボス
上記どれか一種類で結構です。
小皿に醤油と同量程度(1:1)を絞って混ぜ合わせ、特製酢醤油を作りましょう。
"カワハギの肝を包んだ刺身を特製酢醤油にチョンとつけ、もみじおろしと小ネギと一緒にいただく食べ方はまさに絶品の味わい"ですよ。
東日本地域なら"酢橘や橙"、西日本地域なら"カボス"が一般的に馴染みがある食材ですよね。
カワハギの身と肝では美味しい旬な時期が異なる
カワハギの旬な時期、美味しい時期とは身と肝でそれぞれ時期が異なり、一般的にカワハギの旬の時期は夏場の産卵時期6月〜8月と言われていますが、産卵前の4月〜5月頃に釣れるカワハギは大きいサイズが多く、この時期に釣れるカワハギの身は一番美味しいと評判です。
一方、肝の美味しい時期は秋〜冬にかけての時期で、9月頃から産卵の体力が回復したカワハギが越冬に備えて沢山餌を食べ、肝に栄養をたっぷり蓄えるため、この時期のカワハギの肝はまさにフォアグラ状態(肝パン)となって最高に美味しい旬な時期となります。
ウマズラハギの肝と本カワハギの肝
カワハギの肝と言えば、やはり"本カワハギの肝が一番濃厚で人気"があります。
居酒屋チェーン店さんなんかでよく代用されているのは"ウマズラハギ"と言う、本カワハギよりも2倍近く大型に成長する種類のカワハギがいるのですが、肝の大きさも"本カワハギの肝よりも圧倒的に大きく"食べごたえがあるのは間違いありませんが、本カワハギの肝と味を食べ比べれば一目瞭然です。
ウマズラハギの肝よりも"本カワハギの肝の方が圧倒的に甘みが強く濃厚で美味しい"ですよ。
もちろん、ウマズラハギの肝も美味しいですよ。あくまで本カワハギの肝と味を比べればという話です…
さすが本カワハギ、名前に"本(本物)"がつくのを納得させる肝の美味さです。
カワハギ肝を生食する注意点
カワハギの肝を生食する場合は、いくつか注意点があり、特に注意したいのがアニサキスと呼ばれる回虫、寄生虫に注意が必要です。
アニサキスと言えば青魚、特にサバが一番代表的な魚ではないでしょうか。
アニサキスは青魚やサバだけに限らず、あらゆる海の魚や生きものに寄生しているので、このアニサキスに寄生されたカワハギの肝を生食で食べてしまうと、個人差はありますが胃の壁に食い付かれ激しい激痛をともないます。(アニサキス食中毒)
アニサキスは魚の腸の中や肛門付近に寄生していることがほとんどですが、寄生した魚が死んでしまうと移動してその他の臓器(肝など)に入ることがあり、目視による確認だけではうっかり食べてしまうことがあり注意が必要です。
夏〜初秋の時期は要注意
アニサキスが最も多く繁殖する時期は、夏〜初秋の海水の温度が比較的高い時期です。
この夏〜初秋の時期は、カワハギも沢山餌を食べる旬な時期でもあり、アニサキスに寄生されている可能性も非常に高くなるので要注意です。
カワハギの肝醤油の正しい作り方!3倍美味しくなる下処理の豆知識! - Taketiyo釣りブログ
カワハギ刺身のさばき方|肝醤油と肝ポン酢の作り方(レシピ動画)
いかがでしたか。
カワハギの肝が一番美味しい旬の時期とプロが薦めるNo. 1の肝の食べ方についてご紹介してきました。
カワハギには身と肝で旬な時期が違い、夏は産卵前の栄養を溜め込んだ甘みの強い身が旬な時期となり、秋〜冬にかけては越冬準備のため沢山餌を食べて栄養を肝に蓄えるため、肝がパンパンに膨れあがり肝の旨味が最高な旬の時期と合計二回の旬な時期が楽しめます。
キタマクラと言う魚ですが、カワハギ釣りなどでたまに釣れる外道の魚です。
テトロドトキシンと言うフグと同じ猛毒を持った魚で、よく見ればカワハギと間違えて持ち帰るようなことは無いと思いますが、割と似た雰囲気があるので注意してください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。