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幻の高級魚と呼ばれる魚、アコウ。
20年ほど前には、その姿をご家庭で見ることは無くもちろん現在でもその姿をお目にかかることは少ない貴重な魚です。
今回は、「アコウ(キジハタ)の値段やキロ単価とは?幻の高級魚の価格と相場!」についてザックリとお話しさせていただきます。
アコウ(キジハタ) 57cm/7月/堤防/大潮/干潮間際/am5:00/
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アコウ(キジハタ)の値段やキロ単価とは?
アコウ(キジハタ)の一般的な値段について、色々と調べた結果を下にザックリまとめてみました。
40cm〜45cmがおよそ1キロ(個体差あり)
- 30cm〜35cm/1000円〜1500円
- 40cm〜45cm/5000円〜10000円
- 50cm〜60cm/15000円〜20000円以上
これらは活き〆をした場合の一般的な値段です。30cm〜35cm程度のものでは割と安価な値段で取引されているようですが、40cm(1キロ)あたりを超えてくると値段が倍以上に跳ね上がり、50cm〜60cmクラスになると10000円を優に超える破格の値段で取引されているようです。
価格が10000円を超える、45cm〜60cmの大型のアコウ(キジハタ)は、主に高級料亭や高級旅館など直接の取引をされていることが多く、切り身などでスーパーの鮮魚コーナーに並ぶことはほとんどあり得ません。
さすが幻の高級魚アコウ(キジハタ)は、やはり滅多にお目にかかれないはずですね。
脂の乗り具合も値段に関係
アコウ(キジハタ)のキロ単価は、およそ10000円が一般的な値段です。しかし、これは「脂の乗り」とも関係していて大型になるほど脂が乗って美味になるため、40cmあたりから値段が倍以上に跳ね上がるわけです。
30cm台の500g程度のアコウを2匹で10000円とはならないようですね…
寄生虫は値段が大幅にさがる
アコウ(キジハタ)にはイカリムシという寄生虫がつくことがあり、この寄生虫がついたものは最悪値段がつかない場合があるほど深刻です。
人体には無害なので自分が食べる場合には問題はありませんが、引き抜いても刺身にした場合見た目にも黒っぽい跡が身に残るため、高級店では扱い辛いらしく値段がつけられない(買い取れない)そうなので注意しましょう。
幻の高級魚の相場価格の変動
アコウ(キジハタ)は夏場が産卵期です。
夏のフグと言われるように、アコウ(キジハタ)の旬は夏場で6月〜8月の時期に相場価格が若干上がるようですが、アコウ(キジハタ)は年間通して味が落ちない魚でも知られており、産卵期を過ぎた直後でも大きさ(キロ単価)に見合う値段で取引されているそうです。
漁獲量の減る冬場でも取引される相場価格は安定しているようで、味が落ちない魚であるなら高騰すると思いきや旬ではないという理由もあり、やはり冬はフグの需要の方が勝っているようです。
漁獲量と値段
夏場に漁獲量が最も多いアコウ(キジハタ)ですが、沢山獲れたと言っても一本釣りが主流なので需要を供給量が上回ることは決して無いため、夏のフグとして需要の高まる旬の時期に若干取引の値段が上がる傾向にあるようです。
まさしく高級魚の証ですね。
ネット通販の価格相場
近年ではインターネットでも鮮魚が購入できる便利な世の中になりました。アコウ(キジハタ)のネット通販では相場価格が少し安いように感じました。
鮮魚冷蔵品(刺身用)
- 40cm〜45cm(1キロ〜1.3キロ)/10800円
- 50cm〜60cm(1.6キロ〜2キロ)/17200円
30cm台の鮮魚の販売は確認できませんでしたが、冷凍ものなら35cm〜40cm未満で3600円〜4500円というものがありました。
冷凍ものでもこの値段には驚きですよね。汗
アコウ(キジハタ)は活魚なら破格の値段がつく
アコウ(キジハタ)は冒頭でもお話したように、主な取引先は高級料亭や高級旅館などです。このような取引先には大きな生け簀があるため、上客の宴会などで使用するために破格な値段がつくケースがあります。
活魚。アコウ(キジハタ)が生きている状態ならば上客の宴会までその鮮度を抜群に保つことができ、店はお客からさらに信頼されるため破格の値段で買い取ったとしてもその後、店側が十分利益を得ることができるからだそうです。
- 35cm〜40cmキロ未満/5000円〜8000円
- 45cm〜60cm1キロ〜3キロ以上/15000円〜30000円以上
活魚のアコウ(キジハタ)は、やはり破格の値段で取り引きされているようですね。
アコウ(キジハタ)料理
アコウ(キジハタ)は、あらゆる和食の料理でその繊細で上品な味わいを楽しめる高級魚です。
皮を使用した小鉢料理からお造り(お刺身)、鍋料理、お煮付け、あら炊き、酒蒸し、アラ汁や味噌汁、胃袋の炙りなどなど、捨てる部分も少なくて、どれも非常に絶品な味であることも高い値段がつけられる理由ではないでしょうか。
高級料亭や高級旅館でアコウ(キジハタ)料理を一通り食べるのに1人10000円以上は必要ですよね。おそらく…いや、もっといるかもです。(お金)
アコウの生態
アコウ(キジハタ)はハタ科に属する魚で、40cm以上に成長するとオスに性転換する魚です。生まれてくる個体は全てメスというわけですね。
キジハタと呼ばれる由縁は、目の色が鳥のキジに似ているところからそのように呼ばれるそうです。関西から九州ではアコウと呼ばれています。
生息域
水深20〜50メートルの岩礁帯を好んで生息し群れでは無く単体で行動する。ハタ科の中でも低水温に強い魚らしく、真冬でも堤防から釣れることが時々あるそうです。
釣り方
船釣りが一般的ですが、堤防からでも夏場なら狙うことが可能です。しかし、岩礁帯などがアコウ(キジハタ)の主な生息域なため、簡単には釣れないようで根掛かりなどが必須になります。
幻の魚、高級魚と呼ばれる由縁もこのあたりに理由があるようですね。
ちなみにアコウ(キジハタ)を刺身で食べる場合釣れたら生け簀などで一晩"生け越して"(魚の体力が回復)から神経締め、血抜きをしっかりやることが美味しくいただく為のポイントになります。
私は大きめのクーラーBOXに海水を入れて酸素ポンプを使用して、アコウ(キジハタ)を一晩生け越してから神経締め、血抜きをしていただいています。(抜群の味と食感)
死後硬直した刺身では幻の魚の本当の味は語れません。下の動画を是非参考になさってみてください。意外と簡単ですよ。↓
値段キロ単価と相場価格/まとめ
いかがでしたか。
アコウ(キジハタ)の清涼感あふれる美味しさを一度味わえば、幻の高級魚と呼ばれる理由がきっと分かると思います。
- アコウ(キジハタ)の値段は1キロ単価/10000円。
- アコウ(キジハタ)大型なものほど高値で取引される。
- アコウ(キジハタ)主に高級料亭や高級旅館と直接取引される。
- 寄生虫(イカリムシ)値段がつかない。(買い取れない)
- アコウ(キジハタ)の相場価格は年間通して安定して高値で取引される。
- アコウ(キジハタ)ネット通販では値段、相場価格が若干安い。
- アコウ(キジハタ)の冷凍ものは半値くらい。
- アコウ(キジハタ)は活魚なら取り引き先によっては破格の値段がつくケースがある。
アコウ(キジハタ)の値段やキロ単価、価格相場は年間を通して安定し高値です。さらに活魚なら取引先次第では破格の値段がつきますよ。
私も毎年アコウ(キジハタ)シーズンには、ルアーを使って狙っていますが、堤防からだと50cmオーバーはなかなか厳しく、釣れたときの感動は言葉では言い表せないほどでした。
自分で釣った高級魚は、売るよりも自分で食べたほうが断然良いと私は感じましたが、目の前に30000円を出されたら一瞬ためらうかもですね…笑
それでは、今年も幻の高級魚アコウ(キジハタ)を狙って頑張りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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