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エギングの大本命のターゲットと言えばアオリイカですよね。シャクってシャクってシャクリ倒して初めて降臨する。イカの王様ですね。
エギング初心者の頃は、手の豆が潰れるまでシャクリ倒してもアオリイカは釣れませんでしたが、エギング歴10年以上経った今では、アオリイカが釣れないと思う(感じる)ことは全くなくなりました。
さて今回は、アオリイカが釣れない理由について、私の考えられる全ての理由をあらゆる角度から分析し総まとめでご紹介させていただきます。
アオリイカが釣れない理由【総まとめ】
《釣れない理由①》
アオリイカは夜行性の生き物です。その寿命はおよそ一年程度とされていて、ハイシーズンと呼ばれる"釣れやすい時期"が年に二回、春(4月〜6月)と秋(9月〜11月)にあります。
アオリイカが釣れない理由の多くは、第一に"釣れやすい時期に釣行していない"ことが挙げられます。アオリイカが釣れやすい時期を正しくチェックしてから、エギングに出かけるようにすれば釣れる確率は飛躍的に上がりますよ。
《釣れない理由②》
アオリイカは前章でもご紹介した通り夜行性の習性があり、日中の明るい時間帯よりも日が沈むにつれて活発に行動するようになります。
アオリイカが釣れない理由は、この習性を知らずに日中の"明るい時間帯にエギングしている"ことが挙げられます。
アオリイカが最も釣れやすい時間帯とは、夜釣りを中心とした"朝マヅメや夕マヅメの時間帯"に釣果が集中しやすく、この時間帯に釣行すればアオリイカが釣れる確率はさらに上がりますよ。
例.1)日の出/5時30分の場合
朝マヅメとは、薄っすら辺りが明るくなり始める、4時30分頃から日の出から3時間程度の7時30分頃までがアオリイカが釣れやすいですよ。
例.2)日の入り/19時の場合
夕マヅメとは、日が沈む前の16時頃から辺りが薄暗くなり始めて、日没後1時間程度の8時頃までがアオリイカが釣れやすいですよ。
《釣れない理由③》
アオリイカは回遊性の非常に高いイカで、危険を察知すると素早くその場から居なくなります。アオリイカが釣れない理由の一つに、"コウイカばかりを釣ってしまう"ことが挙げられます。(アオリイカがコウイカの墨を警戒して居なくなる)
コウイカはボトムレンジで餌を待ち伏せしていることがほとんどなので、"中層レンジに狙いを絞って決してコウイカをエギに掛けない"ようにするとアオリイカが釣れる確率はグンと上がりますよ。
《釣れない理由④》
アオリイカは真水を嫌います。"塩分濃度が低く安定しない"汽水域と隣接したような釣り場には、アオリイカは回遊して来ませんのでエギングするときは、ポイント選びに十分注意しましょう。
"大雨の翌日や雨上がり"の後に、エギングする場合も海水の塩分濃度が安定しない浅場(水深5m未満)の釣り場は避ける方が無難ですよ。
《釣れない理由⑤》
アオリイカは別名"藻イカ"と昔から呼ばれているように、藻場という海藻帯の少ない(全くない)釣り場ではアオリイカの釣果実績も低く、釣れない理由に十分なり得ます。
アオリイカが回遊してきやすい"藻場が多く点在する実績のあるポイント"を事前に調べてからエギングに出かけましょう。事前調査や情報収集する癖をつければ、アオリイカに出会える日はそう遠くはありませんよ。
《釣れない理由⑥》
ライバルだらけの人気の釣り場でしかエギングをしないのも、時としてアオリイカが釣れない理由となりますよ。
アオリイカは年々減少傾向にあるそうで、釣り場にいるアングラーの数と同じ数のアオリイカが回遊してくる確率は非常に低く、プロ顔負けのベテランアングラーさん達の側でエギングしても、"よほどのラッキーに恵まれない限りアオリイカの釣果は厳しい"というのが正直な意見です。
^_^上記のようなポイントは避け、実績のある人気の堤防の"湾内や潮通しの良い湾奥"などの比較的アングラーが少ない釣り場の方が競争率は低く、最初の一杯を手にする確率はかなり高くなりますよ。
初心者の方が釣れない理由【総まとめ】
《初心者の方が釣れない理由①》
ここからは、エギング初心者の方が"アオリイカが釣れない理由"について、考えられる全てを総まとめでご紹介したいと思います。
まずはじめに"エギのキャスト距離が短い"ことがアオリイカが釣れない理由として考えられます。
アオリイカは警戒心の強いイカで回遊性も高いため、人の気配を感じるような近距離(10m〜20m)には滅多に入っては来ません。
エギのキャスト距離を最低でも30m〜50m程度は出せるようにして、なるべく"離れた藻場周辺を攻められる"ようになることが大切ですよ。
《初心者の方が釣れない理由②》
アオリイカはシャクリ方が大切だと考えすぎるあまり、レンジがバラバラになりがちな初心者の方を良く目にします。
確かにシャクリ方は大切ですが、フォールのやり方(回数)やフォールの時間があまりにもバラバラだと、ボトムレンジや中層レンジをエギが行ったり来たりでこのような誘い方では、アオリイカが違和感を感じエギに反応しません。(コウイカは反応しますが…)
例えば3回シャクリを入れたなら、"エギのタイプに合わせたおよそのフォール時間をカウントして一定のレンジを狙う"ようにしましょう。
- スーパーシャロータイプ 8秒/m
- シャロータイプ 6秒/m
- ベーシックタイプ 3.5秒/m
- ディープタイプ 2.5秒/m
エギのフォールスピードは、各メーカーのエギの種類によって若干違いはありますが、およその目安参考にしてみてください。
《初心者の方が釣れない理由③》
アオリイカが釣れない理由の一つにシャクリ方が挙げられます。シャクリ方が強すぎる方や弱すぎる方、回数が6回以上と必要以上にシャクリを入れる方などはアオリイカは警戒してしまい釣れません。
2回〜4回程度が理想的です。"幅の広いダートで1m〜2mほどリフト"してからカーブフォール。←鉄板アクションです。
パニックアクション(ベイトが逃げ惑うアクション)なら"小さなショートジャーク"で3回〜4回程度シャクリ、1m〜2mほどリフトしてフリーフォール。(失神したベイトのイメージ)アオリイカエギングでは"狙うレンジを意識して"シャクリの強さや回数を適度に選択しましょう。
ポイントは、エギを一定のレンジ内に留めながら動かし誘ってフォールで抱かせることです。
《初心者の方が釣れない理由④》
アオリイカは色盲ですが、視覚は非常に良く色の波長や音などを察知する能力は抜群に発達していますので、"海面に人影が映ったり大声や大きな物音などをたててしまう"と、アオリイカは警戒モードになり最悪その場から居なくなってしまいます。
ナイトエギングで海面を照らすなどは、絶対にやってはいけない"典型的なアオリイカが釣れない理由"になりますので注意してください。
《初心者の方が釣れない理由⑤》
春のエギサイズは"3.5号〜4.5号が理想的"なエギサイズです。(親イカ)
秋のエギサイズは"2.5号〜3号が理想的"なエギサイズです。(新イカ)
シャクリ方やフォールのスキルも低く、不慣れな初心者の期間は特に"その時期に合う適切なエギサイズを選択"するようにして、少ないチャンスを潰さないようにしましょう。
アオリイカが釣れない理由/まとめ
いかがでしたか。
"アオリイカが釣れない理由はコレだ!考えられる理由の全てを総まとめ!"ついてご紹介させていただきました。
アオリイカはコウイカのように簡単には釣れません。個体数も少なくしかも回遊性も高いため、"タイミング(運)"もとても重要になります。
上げ潮と下げ潮で言えば、"上げ潮の満潮前(上げ7分)のタイミングや下げ潮の干潮前の(下げ3分)タイミング"で釣果が出やすいです。
その他にも潮が一旦緩んだ後、再び潮が動き出す"潮の動き始めのタイミング"や活発な潮の動きが突然緩む"潮の緩み始めのタイミング"などもアオリイカの釣果の出やすいタイミングです。
良い潮のタイミングとは、その日の潮や釣り場によって様々で不規則なため、正確に掌握するのは仙人クラスのアングラーのみです。
釣れないのが普通と考えても良いほど簡単にアオリイカは釣れませんが、タイミング(運)と今回ご紹介した"釣れない理由"を上手く改善するよう意識すれば必ず釣果につながります。
初心者の方は、アオリイカが釣れなくても決して"諦めずにチャレンジ"を続けてみてください。諦めてしまったらアオリイカは絶対に釣れませんよ。
それでは、今年のアオリイカシーズンに待望の最初の一杯を釣り上げて、美味しいアオリイカのお刺身を食べましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。