エギングの年に一度のお祭りと言えば、やはり産卵を控えた春イカシーズンですよね。
春のエギングでは産卵を意識した大型の親イカがターゲットとなるため、狙うレンジはボトム(藻場周辺)が中心となります。
したがってボトムを上手に攻略する人が春のエギングシーズンでコンスタントに釣果を出している模様です。
さて今回は、エギングテクニックの基本となるボトムステイの上手な使い方についてご紹介させていただきます。
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ボトムステイの上手な使い方
エギングには様々なテクニックがあり、人によりその技も多彩で、「なるほど!」と感じるカッコいいものから「それ意味あるの?」という、少し残念なものまでとても沢山ありますよね。
ボトムステイと言えば、エギをボトム着底後にそのまま放置してアオリイカを誘うテクニックです。
非常に簡単で誰でも使えるエギングテクニックの一つですが、ボトムステイは間違った使い方をすると根掛かりしてチャンスを台無しにしてしまったり、最悪エギをロストするなどの原因になるため使い方には注意が必要ですよ。
藻場から離れた場所
ボトムステイの上手な使い方は、藻場から少し離れた場所(5〜10メートル)でボトムステイさせると根掛かりもしませんよ。
産卵前のアオリイカは藻場周辺にいることが多いですが、アオリイカはエギを餌と感知すれば5〜10メートルぐらい離れた場所からでも、一瞬で距離を詰めてくるので問題はありません。
潮の流れの速い場所
アオリイカはエギのフォール中にアタックしてくることがほとんどのため、潮の流れの速い場所では必ずフリーフォールでエギのラインテンションを完全に抜く必要があります。
何故ならエギにラインテンションをかけてしまうと、エギは潮の流れに引かれて浮き上がってしまいフォールしないため、アオリイカはエギに違和感を感じてその場を離れてしまいます。
しかも、潮の流れの速い場所ではエギが絶えず潮に流されてしまうため、ボトムステイを長くするとエギが流された先に藻場などがある場合、根掛かりする危険性があるため使い方には注意しましょう。
ボトムステイの時間の長さ
ボトムステイの時間の長さには、正解や不正解はありませんよ。
10秒以内にアタリがある場合もあれば、3分待ってもアタリがないこともあります。
ボトムステイの時間の長さを長くすれば良いという訳ではなく、アオリイカの捕食スイッチを入れることが目的なのでエギの存在を見せることが一番大切です。
ボトムステイでアタリが出る場合も勿論ありますが、仮にアタリが出なくても次のシャクリでアオリイカが反応し、フォールに移行した瞬間にアタリが出るなどエギングの一連のアクションの一つとして使うことが最も望ましいボトムステイの上手な使い方ですよ。
ボトムステイの効果を高めるシャクリ方
ボトムステイの効果とは、アオリイカがエギに反応はするが抱かないといった場面でその効果を発揮します。
エギのフォール中に追尾警戒しているアオリイカもエギがボトム着底し、海底でゆらゆらしているのを見て警戒をやめ、捕食スイッチが入る。
これがボトムステイの効果です。
このボトムステイの効果を高めるには、シャクリ方を小さくするように意識することが大切ですよ。
小さいシャクリとは、エギのダートさせる幅や高さを小さくすることで、シャクリの回数やシャクリの強さがポイントになります。
ロッド全体は使わずにティップ部分でエギを"チョンチョン"と2〜3回小さく弾くようなイメージでシャクリましょう。
小さなシャクリは警戒したアオリイカを驚かす心配がなく、ボトムステイの効果がより高まりますよ。
ボトムステイ使い方まとめ
- ボトムステイは藻場から5〜10メートル離れた場所で行えば、根掛かりの心配もなくアオリイカを誘えるよ。
- 潮の流れの速い場所ではラインテンションを抜く。(フォールしない)エギが流されるので、流れの先に藻場がないか注意が必要ですよ。(根掛かり)
- ボトムステイの時間に正解、不正解はありません。一連のエギングアクションの一つとして使いましょう。
- ボトムステイはシャクリ方で効果がさら高まりますよ。小さなシャクリでアオリイカを驚かさずにエギを動かすことが大切です。
いかがでしたか。
「エギングテクニック!意外と知らないボトムステイの上手な使い方!」についてご紹介させていただきました。
エギングテクニック"ボトムステイ"の参考動画です。↑
アオリイカは春と秋の2つのシーズンがありますが、どちらのシーズンもボトムステイは釣果アップに欠かすことのできないエギングテクニックの一つです。
今回ご紹介した記事の内容が、アオリイカエギングの釣果アップの参考になれば幸いです。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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