たけちよ釣りブログへようこそ。
エギングブームの勢いは止まりません。コロナ禍での屋外レジャーの一角として、その注目度は益々高まりを見せています。
春から始まるエギングシーズン。どうやら今年は今までにない大混雑が予想されます。
さて、エギングと言えばエビや小魚に似せた疑似餌を上手に動かして、イカを誘って釣ることで知られていますが、そんな"エギの色"についてのお話です。
エギのカラーで悩んでいらっしゃる方は意外と多いと思います。
カラフルな色の種類が沢山あるため、初心者の方はどんなエギカラーが"イカの好みの色"なのか、さっぱり見当がつかないのではないでしょうか。
そこで今回は、エギングの謎の一つと言われている。「エギカラーは釣果に関係があるのか?イカには好みの色がある!」について、ご紹介したいと思います。
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エギカラーは釣果に関係があるのか?
結論から言えば、エギカラーは釣果に関係ありません。
イカは色盲と言われているように、色を見分ける光受容体(視細胞)の感光色素(色を識別するための物質)が一種類しかないため、イカから見てほとんどのエギの色は白黒(モノトーン)に見えているそうです。
イカが識別できる色の波長とは青色と言われていて、三原色の残りの色である"黄色や赤色の波長は識別ができない"そうです。
エギカラーとは、主にエギの布地の部分のことを指しますが"イカは青色以外の光の色の波長は識別できない"はずであるにも関わらず、赤色やオレンジ色などのエギカラーでイカが釣れるということは"エギカラーは釣果に関係ない"という事実を証明しています。
イカは光に反応して集まる習性がある
昔からイカ釣り漁では松明や電球の明かりで海面を照らして漁を行うやり方がありますが、それは"イカが光に反応して集まる習性"があるからだそうです。
エギングで使用するエギにも光を反射してイカを誘う工夫がされています。
エギの下地テープです。
イカはエギカラーは白黒に見えていても、"光の強さ(明るいや暗いなど)光の波長を識別することはできる"ため、エギの下地テープが反射する光には敏感に反応しているようです。
要するにこれが"どんなエギカラーでもイカが釣れる理由"と言う訳ですね。
イカは強すぎる光は嫌う
イカは強すぎる光(LEDライトなど)を嫌う習性があるようなので、ヘッドライトなどで海面を照らす行為は逆効果となるため絶対にやめましょう。
イカが好みの色とは
「イカには好みの色があるのか?」と読者の方から聞かれることが良くあります。
この質問に正確に回答するにはケイムラ塗料の話が一番分かりやすいと思います。
ケイムラと言う特殊な塗料とは"目には見え無い(イカも)紫外線を青色の可視光線に変換することができる"ため、ケイムラ塗料を使用したエギが紫外線にあたると海中で"ぼんやりとした青色"に発光します。
"イカは青色の光の波長は識別できる"ため、その光の色(波長)がイカにとって"一番好みの色(識別しやすい色)"と言われており、エギカラーの中で今最も注目されています。
唯一、ケイムラ塗料を使用したエギとその他のエギを比較した場合でのみ、エギカラーは釣果に関係すると言えるでしょうね。
ケイムラエギの弱点
ケイムラエギはその特殊な塗料の効果で紫外線を青色の可視光線に変換して、イカに最も認識されやすい光の波長を放ちます。
しかし、そんなケイムラエギにも弱点はあります。紫外線の少ない時間帯(夜間)では、ケイムラの効果が発揮できず、"イカからはその他のエギと同様に認識される"こととなります。(白黒モノトーンの状態)
ケイムラエギは夜が弱点です。
まとめ
- エギングのエギカラーは釣果に関係はない。
- イカの好む色はケイムラの発光色の青色の光。
いかがでしたか。
「エギングの謎!エギカラーは釣果に関係があるのか?イカには好みの色がある!」についてご紹介させていただきました。
イカはケイムラの発光色でもある青色以外のエギカラーは全て白黒(モノトーン)にしか見えていないそうです。(明るいか暗いかはわかる)
エギングデビューしたばかりの頃はエギングに行く度、釣り具のポイントさんで違うエギカラーを買っていましたので、エギング一年目で30本ぐらいのエギを持ち歩いていました。
今考えると完全に釣り具メーカーさんの戦略通りにきっちり型に嵌められていたなと思い反省しています。
私も今年でエギング歴10年程になりましたが、今では使用するエギは2本だけです。
予備に2〜3本ほど車に乗せてはいますけど、2種類のエギカラーでコンスタントに満足行く釣果を得ています。
- 雨の日、濁り潮、夜釣り、朝夕マズメのエギング用に一本。(エギ王K3.5号ムラムラチェリー)
- 昼間のエギング用に一本。(エギ王K3.5号ケイムライワシ)
このエギカラーで釣れないならイカはこの場所にはいないと確信できるほど、自信がついたことで"釣れないときにエギカラーで悩む"必要がなくなり、今では気持ちよくエギングに集中できるようになったことが一番嬉しく思います。
この記事がエギカラーで悩んでいる人に少しでも参考になれば幸いです。それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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