たけちよ釣りブログへようこそ。
エギングの釣果を上げるには、まずは基本をしっかりとマスターすることです。
エギのキャスト、ボトム着底、シャクリ方、フォールのやり方、などなど…気にしだしたらキリがないほど、エギングの基本って意外と沢山ありますよね。
そこで、今回はたった一つだけマスターすれば確実に釣果アップにつながる基本「エギのフォールスピード」について、分かりやすく解説させていただきます。
エギの基本動作を覚えよう
何故エギのフォールスピードをマスターすると釣果がアップするのか?まずは、この記事を最後までお読みになる上で必要なモチベーションアップも兼ねて基本動作について解説をさせていただきます。
イカが反応するエギの動きとは?
- エギが海面に向かって動く。↑
- エギが海底に向かって動く。↓
この二つの動きに対してイカは反応します。
エギの基本動作とは、エギをキャスト→エギのボトム着底から始まり、シャクリ2〜3回後、テンションカーブフォールでアタリを待つ。これが基本動作です。
再びエギがボトムに着底。
アタリが無いときは再びシャクリを入れ、足元までこの動作を繰り返して探っていきます。
エギのフォールスピードとは
エギにはフォールスピードが異なるタイプが4種類あり、号数によるエギの"シンカーの重さ"でもフォールスピードが変わります。
エギ3.5号|タイプ別のシンカーの重さ
- スーパーシャロータイプ19.5g|m/8秒
- シャロータイプ20g|m/6秒
- ベーシックタイプ22g|m/3秒
- ディープタイプ22.5g|m/2秒
3.5号のエギはエギングで使用する基本のエギサイズです。春イカ、秋イカどちらのシーズンでも使えるエギなので、使用頻度が一番高いエギとも言えます。
スーパーシャロータイプのエギは水深2mなどの浅場で使用します。エギをキャストして着水から16秒カウントするとエギがボトムに着底するというわけです。
フォールスピード
シャロータイプのエギは水深3〜5mの釣り場で使用します。
シャローエギのフォールスピードは、6秒で1mなので18秒カウントすると3m。30秒で5mとなります。
ベーシックタイプのエギは水深3〜8m。
ディープタイプのエギは水深8m以上ある、深い釣り場で使用すると良いですよ。
ベーシックエギは9秒カウントすると3m沈みます。
〈8mの釣り場でボトムを取る場合〉
3(秒)× 8(m)=24秒カウント
ディープタイプのエギを水深12mの釣り場で使用した場合のボトム着底はおよそ24秒となります。
それぞれのエギタイプのフォールスピードをある程度把握しておくことが大切ですよ。
エギのメーカーによって若干スピードに差がありますので、エギのパッケージに記載されている"フォールスピード欄"を確認しておくと良いですね。
フォールスピードは変わる
前章ではエギのフリーフォールでのフォールスピードについて解説しましたが、次は"テンションカーブフォール"のときのフォールスピードについて考えていきましょう。
テンションとは、エギに対してラインを張ることです。「エギにテンションをかける」といった使い方をします。
キャストの後に糸ふけを回収して、"ロッドの角度を一定の位置に固定"すると自然とテンションカーブフォールになります。
エギにラインテンションがかかっているので、エギはロッドのティップ(竿先)に向かってゆっくりと"弧を描くようにフォール"していき、やがてボトムに着底します。
このときのテンションカーブフォールのスピードはフリーフォールよりも長く時間がかかります。(フリーフォールとはエギにテンションをかけないフォールのこと)
さらに、潮の流れのある場所では潮の流れの方向にエギに対してテンションがかかるため、フォールスピードはさらに時間がかかります。
ロッド側と潮の方向、"2つのテンションがエギにかかる"ためフォールスピードが遅くなるというわけです。
釣果アップの基本(まとめ)
エギのフォールスピードはフリーフォールとテンションカーブフォールで、それぞれボトム着底までの時間に大きな差があります。
イカはエギを見つけたら餌かどうかをエギの形だけでなく、"動きで判断している"ようでして上方向から下に動く(落ちる)エギを観察して、そこから"再び上方向へ向かって動くエギの動き"に敏感に反応します。
餌と認識したイカは上に動くエギに向かって一気に距離を詰め、触腕を伸ばすタイミングを見計らいます。
そして、再び下方向へ動きを変えてゆっくりとフォールするエギに向かって触腕を繰り出し、キャッチしたエギを口元へ手繰り寄せてから鋭いクチバシで噛みつき捕食しようとするというわけです。
イカの触腕攻撃はエギが必ずフォールしているときにあります。(ごく稀にリフトの途中でもある)
エギのフォールスピードを正確に把握すれば、イカがその場所に居れば確実に釣り上げることが可能になります。
エギのボトム着底からシャクリを入れるだけ。
アタリがないときはシャクリからのフォールが短いとか、フォールが長過ぎたりとか、エギが潮に引っ張られてそもそも"フォールが出来ていない"とかが考えられます。
エギのフォールスピードを正確に把握できるように是非、参考にしてみてください。それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。