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堤防から仕掛けをチョイと投げて待つだけの釣りで知られる、"泳がせ釣り"近年YouTubeの釣り動画などの影響から、普段は釣りをしない人たちの間でも人気が急上昇しているようです。
確かにパッと見は簡単そうに見える釣りではありますが、意外と奥の深い部分もあって"初心者さんでもハマる人が続出する"ほど、泳がせ釣りとは中毒性が強い釣りなのかもしれませんね。
さて、今回はそんな泳がせ釣りについて、これから泳がせ釣りをやってみようか悩んでいらっしゃる初心者の方にむけて、"どんな釣りなのか"といったことや初心者でもすぐに始められる"シンプルで簡単な泳がせ釣りのやり方"などについても、分かりやすく解説させていただきます。
泳がせ釣りってどんな釣り?
泳がせ釣りとは一言でいうなら"海の食物連鎖をうまく利用した釣り"と言えるでしょう。
①植物プランクトンを食べる、動物プランクトン。
②動物プランクトンを食べる、小魚。
③小魚を食べる、大きな魚。
④大きな魚を食べる、さらに大きな怪物魚。
まぁ泳がせ釣りで本物の怪物魚が釣れるとは考えにくいですが、「怪物のように大きな魚が釣れることは十分に期待してもよい」と言えるところが泳がせ釣りの魅力の一つです。
一般的に堤防から泳がせ釣りをやる場合には、上記③小魚を食べる大きな魚。これが泳がせ釣りで狙う基本的なターゲットの魚です。
ヒラメ、マゴチ、スズキ、アコウ、チヌ、真鯛、エイ、サワラ、ブリ(青物etc)
泳がせ釣りの醍醐味はどんな大物が釣れるかわからないワクワク感です。
「本当にそんな大物が釣れるの?」
最初はみんな疑いますが、やってみたら分かりますよ。泳がせ釣りは本当に"大物が釣れます"から。
サビキ釣りで生き餌を確保しよう
泳がせ釣りで使用する餌は"生きた小魚"(8〜15cm前後)です。
この生き餌は基本的に"サビキ釣りなどで現地調達します"ので、まずはサビキ釣りのやり方を覚える必要があります。
安心してください。サビキ釣りはとても簡単なので誰でもすぐにマスターできますよ。↓
泳がせ釣りでは"小魚を狙う魚を釣る"のがセオリーなので、サビキ釣りで小魚が釣れないようなポイント(釣り場)では釣果はまったく期待できません。
早い話、"サビキ釣りで小魚が釣れるポイント(釣り場)を見つけること"が、泳がせ釣りで大きな魚を釣るためには必要不可欠な要素となります。
生き餌の生かし方
泳がせ釣りで使う生き餌は"生きていないと"基本的に餌にはなりません。
サビキ釣りで小魚が釣れたら、小魚を素早く針から外して"海水の入ったバケツ等"に入れて生かしておいとください。
小魚2〜3匹程度ならしばらくそのままでも生きていますが、5〜10匹となると"酸素不足になる"ためバケツの中の海水に酸素ポンプを使って酸素を送る必要があります。(小魚が全滅します。)
酸素ポンプがあれば長時間生き餌を生かしておけますので、"5〜10匹程度元気な生き餌を確保できたら"サビキ釣りは一旦やめて泳がせ釣りだけに全集中できますよ。
泳がせ釣りのタックル(仕掛け)
- ロッド(竿)2.5m以上(8.3ft)
- リール2500番以上
- ライン(糸)3号以上
- 泳がせ専用の仕掛け(針市販)
- オモリ10号〜15号
泳がせ釣りで使用するロッド(竿)は長めの方がやりやすいです。
泳がせ釣り専用の仕掛け針をリールのライン(糸)と繋いで仕掛けの捨て糸にオモリをセットすれば泳がせ釣りのタックルの完成です。
仕掛けの針に生き餌を付けたら、海に向かって仕掛けをちょい投げして魚のアタリを待ちましょう。
泳がせ釣りの餌の付け方は、別記事にて詳しく解説していますのでそちらを参考にしてみてください。↓
泳がせ釣りの魚が釣れるまで(アタリ)
泳がせ釣りは魚のアタリがすぐに出ることもありますが、魚が生き餌を捕食する"平均的な時間は30分〜1時間ぐらい"はかかります。(もっと長いときもある)
その日の海の潮や天候などによって、大物の魚が堤防付近に入ってくる確率も毎日変化するため"アタリが出るまでの正確な時間"をはっきりと把握するのは困難です。(ギャンブル的要素が高い)
アタリが出るまで竿先を長い時間見続けるのは結構大変なので、竿先に鈴などを付けて"音でアタリを待つ"これが泳がせ釣りの基本のアタリの待ち方です。
泳がせ釣りのコツ!聞き合わせのコツを掴んでチャンスに強くなろう! - Taketiyo釣りブログ
タモ網を必ず持参しよう
泳がせ釣り初心者の方はタモ網の使い方を知らない方も多いと思います。
「そのぐらい分かるよ〜。馬鹿にしてるのか?」
いえいえ、そんなつもりは毛頭ございません。
そうです。タモ網とは大きな魚を掬い上げるための道具です。
大きな魚を海面からそのままぶり上げることができるように、「太いロッド(竿)とライン(糸)を使えばタモ網なんかいらないよ。」
「いいえ。タモ網は必ず持参してください。」
魚は大きくなっても針の掛かっている"口元は意外と弱い部分もある"ため、たとえしっかり針掛かりしていても魚の重さで針は簡単に外れてしまいます。(針が曲がることも…)
足元まで寄せた大物の魚は、首を左右に振りながら"最後の抵抗"でなんとか逃げるためのチャンスを伺います。タモ網があれば足元の海面で魚との勝敗はアッサリつきます。
せっかくの大物を確実に釣り上げるためにも、泳がせ釣りには必ずタモ網を持参しましょう。
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泳がせ釣り(まとめ)
泳がせ釣りとは、サビキ釣り等で現地調達した小魚を"生きた状態"で仕掛けの針に付け、その魚が釣れた場所およびその周辺のポイント(釣り場)の海中で自然に泳がせることによって、"これを捕食する大きな魚を狙う釣り"です。
堤防の浅場周辺の"食物連鎖を見事に利用した"この泳がせ釣りは、釣られる魚からしてみればその仕掛けの罠(生き餌)があまりにも"自然の餌のように見える"ため、うっかり口を使ってしまう(捕食)というまさに"理にかなった釣り"と言えます。
是非、今年はサビキ釣りのついでに泳がせ釣りにチャレンジして大物の魚を狙ってみてはいかがですか。それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。