たけちよ釣りブログへようこそ。
浮きサビキ釣り。浮きの浮力で海面から一定のタナ(水深)に仕掛けを固定することができる、堤防サビキ釣りのド定番の便利なアイテムです。
タナとは、単純に"魚が泳いでいる場所"とも言われますが、釣り用語として正確に言うならば"魚が餌を食べている水深"の方がより具体的です。
浮きサビキ釣りでは、この"タナで釣果がほぼ決まる"と言って良いほど重要な要素の一つです。
餌がダメ、仕掛けがダメ、潮や天候がダメ。
違います。
釣れない理由は、そのポイントに魚がいないことを除いて、ほとんどのケースで"タナが合っていない"ことが一番の理由です。
今回は、そんな浮きサビキ釣りで重要な要素の一つである"浮き下【タナの合わせ方】"について、浮きサビキ釣り初心者さん(ビギナーさん)に分かりやすく解説をさせていただきます。
浮きサビキ釣りの浮き下タナの合わせ方
浮き下とは、その名の通り浮きから下の仕掛けの長さのことです。
浮き下が短い、浮き下が長すぎる、のような使い方をしますが、"浮き下が短いときと長いとき"で釣果にどんな風に影響するのかを考えながら、"タナの合わせ方"について説明します。
表層で魚が釣れている
浮きサビキ釣りで浮き下タナの合わせ方はまず、表層で魚が釣れている場合や表層で撒き餌に魚が反応している場合は"浮き下は短く調整"してください。
ウキ止めの位置を仕掛けの針の方へ丁度仕掛けを繋いでいる"金具(より戻し)の部分から10センチ"あたりまで縮めて、浮き下からすぐにサビキ針の仕掛けがある状態に調整します。
こうすることで浮き下のタナは"海面直下1〜 2m"を狙うことができます。
サビキ釣りハイシーズンの7月〜9月は"魚の活性が極めて高まる時期"です。このように表層で入れ食いが起こりやすいのは魚の活性が高いことを示します。
(入れ食いとは、仕掛けを入れたらすぐに釣れるようなことの意味です。)
中層で魚が釣れている
ここから少しハードルが上がります。
海の中、中層は目で見ても見えません。
表層で魚の反応がないけど、周りの人は釣れているような状況なら"ウキ止めを仕掛けの針の方から離して調整セット"します。
両手を広げ、からまん棒から"1〜1.5mほどウキ止めを離して調整"すれば、海面から2.5〜3mのあたりにタナを合わせることができます。
水深が5〜6mのポイント(釣り場)であれば、この浮き下の調整でサビキ針は丁度中層に合わせることができます。
10mの水深があるポイントならその倍、すなわち2回両手を広げたぐらいの場所にウキ止めを調整すれば2〜3m浮き下が長くなり、"サビキ針の仕掛けの長さもプラスする"と4〜5mほどのタナに仕掛けの針を合わせることができます。
これが中層のタナの合わせ方です。
海底付近で魚が釣れている
中層から下のタナは釣り場の水深を把握することが必要になります。
海底付近で魚が釣れている場合は、海底までタナを合わせる必要がありますので、ウキ止めをおよその長さまで広げてみて"浮きが立たない状態から立つ状態"を見つけましょう。
要するに仕掛けを投入していつまでも浮きが立たないなら、重りの付いた"アミカゴは海底についた状態"です。
そこから"ウキ止めを仕掛けの針の方へ近づけて"タナを徐々に合わせていけば、やがて浮きが立つタナに調整ができます。
浮きが立たない状態だった"浮き下"をそこからウキ止めを"10センチ縮めたら浮きが立つようになった"のであれば、まさに仕掛けを海底にタナを合わせたことになります。
まとめ
「浮きサビキ釣りの浮き下【タナの合わせ方】初心者ビギナー入門!」について、ご紹介させていただきました。
浮きサビキ釣りはタナで釣果が決まります。
魚がその場所にいて餌を食べている状況であれば、"正確にタナを合わせることができれば"100%釣果は上がります。
サビキ釣りは雨でも大丈夫!ポイントと狙うレンジ(タナ)が釣り方のコツ! - Taketiyo釣りブログ
アジ、サバ、イワシetc…それぞれの魚で釣れるタナは異なり、その日の海の状態で"すぐに釣れはじめるときとしばらく釣れないとき"などがあります。
浮きサビキ釣りに限らずサビキ釣りで"一番良い状態の海"とは、先客さんが撒き餌を沢山まいていて魚がすでにその場所に寄っている状態の海です。
このような場所なら先客さんの浮き下タナを真似して、簡単にしかもすぐに魚が釣れますよ。
それでは、今年も堤防に浮きサビキ釣りの大爆釣の嵐を吹かせましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。