たけちよ釣りブログへようこそ。
釣りたて新鮮な刺身の味は、何度味わってもやめられない旨さですよね。休日、釣り場で丁寧に血抜きをした魚を、晩酌の肴にしたときの刺身の味ときたらまさに絶品としか言いようがありません。
今回は、「魚の血抜きはハサミでOK!エラ2番目の切る場所をマスター!」についてご紹介させていただきます。
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魚の血抜きはハサミでOK!
魚の血抜きはハサミを使用して、魚の"エラの2番目"をパチンと横から切るだけでOKです。
プロの方も人によりそれぞれ違うやり方があるようですが、何人かの魚の血抜きのプロの方たちもハサミを使った同じやり方をしていたので、"正しい血抜きのやり方"と言えるでしょう。
エラをハサミで切ったら魚を素早く海水の中に入れてください。こうする事で血液が固まるのを防ぎ、その分長く血抜きができます。
エラ2番目の場所とは(位置)
エラを開いたら"手前の白い膜側から数えて2番目の場所(位置)にあるエラ"を横からハサミで切ります。
魚のエラの中で"2番目のエラ"が最も流血が多く、しっかり血抜きができる場所とのことです。
エラの切る場所(太い血液の場所)
2番目のエラの場所が分かれば、次はエラの"切る場所"です。
2番目のエラの真ん中よりも"やや心臓に近い場所"をハサミで横向きに切ります。
心臓に近い場所には太い血管が走っているので、血抜きがスムーズにできます。さらに、太い血管を切ることで"血が固まりにくく"なり、しっかりと血抜きができるのでこの場所を切ります。
魚の血抜きができないケースとは
魚の血抜きは"生きている魚"しかできません。
あと弱った魚も綺麗に血抜きをすることは難しいですね。
魚はエラを切ると血圧が徐々に下がります。
死んだ魚は"心臓が動いていない"ので血があまり出ませんし、弱った魚も血圧が下がるとすぐに心臓が止まってしまいます。
活きの良い魚はエラをハサミで切ってもしばらくは生きています。心臓が動いて血液が魚の体内を循環していますので、"エラの切り口から徐々に血が抜けていく"という訳です。
脳締めと神経締めでさらに美味しく
魚の血抜きとは、基本的に魚の自律神経(心臓の動き)を利用して筋肉の隅々にまで走る毛細血管から自然に血を抜くということです。
魚の自律神経は体内の血液が減り、血圧が低下してしまうと脈も減りやがて絶命します。その指令は全て脳から伝達されるため、最初に脳を破壊(脳締め)することで"自律神経の活動を最大限に延長"することができます。
すなわち脳が破壊されると自律神経はリミットが外れます。そうなると心臓は限界ギリギリまで動き続けるため、"血抜きがより長い時間できる"ことになります。
アコウ(キジハタ)を究極の刺身にする方法!活け越し神経締め! - Taketiyo釣りブログ
魚の締め方には順番がある
①脳締め→②血抜き→③神経締め
- 脳締めが最初です。(自律神経を解放)
- 血抜きが二番目です。(心臓の動きを利用)
- 神経締めが最後です。(死後硬直を遅らせる)
煮付けや鍋など、その他"加熱調理に使用する場合"は脳締めから血抜きまでで十分に美味しくいただけます。
魚の神経締めをおこなう一番の理由は、"刺身を美味しくいただくため"です。
神経締めとは、魚の背骨の中を走る脊髄神経をワイヤーなどを使用して破壊することで、魚の筋肉を"死滅させることを遅らせる"ことができるため、刺身でいただく際に刺身の歯応えがまったく別物と感じるほど美味しくなるからです。
筋肉が死滅する時間には魚の個体差もありますが、数時間が経過するとその効果(神経締め)はなくなります。
神経締めをした魚を"冷蔵庫(5℃以下)に保存するとその効果はさらに短くなります"ので、できれば冷蔵庫よりも氷の沢山入ったクーラーBOXに水をたっぷり入れた中へ"魚を袋に入れて浮かべて保冷"すれば数時間は死後硬直しませんよ。
神経締めをした魚は低い温度(5℃以下)で保存すると、その効果(神経締めの効果)は短くなるので注意してください。
おわりに
いかがでしたか。
魚の血抜きはハサミでOKです。
魚の血抜きを正しくマスターすれば、魚をより美味しくいただくことができますよ。刺身に関しては脳締め、血抜き、神経締めまでやると味は別格です。
是非、魚の血抜きをマスターできたら次は脳締め、神経締めにチャレンジして、最高に美味しい魚の味を堪能してみてください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。