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近年、益々人気の釣りで知られるエギング。
古くからイカ釣り漁で使用されている、餌木という擬似餌（ルアー）をテンポの良いロッドワークで操作して、イカを誘うルアーフィッシングの代表的ジャンルとして毎年成長を続けてきました。
イカの不漁などの影響もあり、エギングの釣果は年々減少傾向にあると言われていますが、エギングファンは逆に増加しているため、少ないイカの奮奪戦が毎年のように堤防で繰り広げられています。
エギングのハイシーズンは春と秋に大きく二回あり、特に4月〜7月前半にかけてのシーズンは大型のイカが狙えるため、堤防の場所取りが困難になる大人気のシーズンとなります。
そこで今回は、多くのエギングファンが殺到するであろう4月よりも少し前の時期、すなわち「3月のエギング釣果達成のポイント！イカが釣れる条件に注目！」と題して、詳しく解説させていただきます。
3月のエギング釣果達成のポイント
春のエギングはイカの産卵期と重なります。
＂水温15〜25℃がイカの産卵適水温＂と言われていて、全国的に平均すると4月〜6月ぐらいの時期がイカの産卵期にあたります。
イカの寿命は約1年。産卵後は力尽きてしまいます。
春に産卵が終わり、夏の終わりから秋にかけて孵化すると、生まれたばかりのイカは浅場でプランクトンや小魚などを沢山食べて成長します。
成長したイカは秋が深まるにつれて、海水の温度の低下にともない水温の安定した沖の深いところへ一斉に移動を開始します。
そして、翌年の春に大きく成長した親イカとなって、浅場で産卵期をむかえるというのがイカの一生のサイクルです。
3月のエギングは産卵期を＂早めに意識した＂少ない個体を、効率的にピンポイントで狙っていくことが釣果達成への近道となりますよ。
産卵場所
3月のエギングは特にイカの＂産卵場所＂を重点的に探っていきましょう。
イカは＂海藻帯や堤防の基礎まわりの障害物等の隙間＂などに産卵するため、3月のエギングは必ずその周辺を徹底的に狙ってみてください。
堤防から闇雲に、正面に向かってキャストを繰り返しても3月のエギングでは、おそらく簡単に釣果は得られませんよ。
時間帯
3月のエギングでは、日中の気温の上昇や太陽光の熱による＂海水温のわずかな上昇＂が釣果達成のポイントになります。
したがって、ピンポイントで狙う時間帯は夕マヅメ16時〜19時ぐらいの＂薄暗くなっていく時間帯＂が一番良く釣れる時間帯です。
浅場の海水温は夜間に冷やされ、日中に気温の影響を受けて上昇を繰り返します。3月のエギングは＂夕マヅメに狙いを絞る＂ことが圧倒的に効率的です。
潮の状態
エギングではよく潮周りが釣果に影響すると言われていますが、3月のエギングでは潮周り（大潮、小潮）といったことよりも、むしろ満潮や干潮などといった＂潮の量＂に注目してみてください。
満潮前後の潮の＂緩み始めの時間帯＂や干潮から上げ潮に変わる＂潮の動き始めの時間帯＂などに釣果が集中しやすいです。
考えられる理由としては、エギのフォールの速さが潮の影響をあまり受けないため、より＂自然なフォール＂が出来ているということに加え、潮の動きの変化によって＂イカの活性が一時的に高まる＂と考えられます。
3月エギング釣果｜まとめ
- 3月は産卵を早めに意識したイカを狙う。
- 3月のエギングは産卵場所に重点を絞って狙う。
- 3月のエギングは夕マヅメ薄暗くなる時間帯をピンポイントで狙うと効率的。
- 3月のエギングは潮の動きに変化のある、満潮前後や干潮前、干潮から上げ潮に変わるタイミングに釣果が集中しやすい。
イカが釣れる条件とは、まずイカがその場所に居ること。次にシャクリからエギを自然にフォールさせることです。
重要なのはシャクリではなく、エギのフォールです。
エギが潮に引っ張られて不自然なフォールになってしまったり、フォールしていない場合などもあります。
この点に注意すれば必ず釣れると言っても良いでしょうね。エギングは慣れると意外と簡単です。
釣れないときはそこにイカはいないんですよ。
そんな時は早々に諦めることも大切なことです。あまりに釣れないと、エギングが嫌いなってしまいますからね。
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3月のエギングは釣り人も少なく場所取りが容易ですし、隣に釣り人が入って来るなんてことも稀なのでストレスなく好きなようにキャストが出来ます。
春イカ本番前のウォーミングアップには、もってこいの時期ですよ。是非、今回の記事を参考に3月から一足早い春イカをゲットしてみてくださいね。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
