タケチヨ釣りブログへようこそ。
いよいよ今年も始まりましたね。シーバスパラダイスの季節がやって参りました。
堤防で釣りをしていると、しばしば見かけることがあるシーバスのボイル(捕食行動)の瞬間。「ボシュッ」とか、「バババッ」とか海面が波立ち小魚がシーバスに捕食されている瞬間です。
そこで今回は、シーバスがルアーを足元まで追いかけては来るけど"食わない"場合の対処法として、"シーバスのボイル発見!魅せるを意識すれば食わない個体も反応する!"と題し、実際の経験を交えながら詳しく解説させていただきます。
シーバスのボイルにはルアーを魅せることを意識すれば食わない個体も好反応
表層から顔を出すほど派手なシーバスのボイル(捕食行動)ですが、「ルアーを足元まで追いかけては来るけどルアーを食わない。」シーバスは賢いですよね。
シーバスは動いているものに良く反応しますので、当然ルアーを動かしているときにアタリが出やすいですが、ただ動かしているだけでは食わない場合が多くまさに"追うだけ"となってしまいます。
食わせの間(ポーズ)
シーバスは側線という餌などを正しく識別する器官(ソナー)が発達しているため、ルアーを追いかけると同時にルアーが発する波動や音などを識別しながら餌を捕食しています。
リトリーブの途中に"食わせの間(ポーズ)"を入れてみると、今まで食わなかった個体も途端にドンッとアタリ(反応)が出るパターンが良くありますよ。
ただし、食わせの間ポーズの時間は"1秒未満"にしてください。長いポーズはシーバスに見切られる原因にもなるため、"2〜3リトリーブに一回くらいの頻度"で使用するよう注意すればシーバスに見切られにくくなりますよ。
リトリーブスピード(巻く速さ)
シーバスはその日潮の速さや天候や気圧、朝、昼、夜などその時の状況によってヒットパターンが違います。(同じときもある)
コレと言った正確なヒットパターンは存在しないので、速いリトリーブや遅いリトリーブなど色々試してその日のヒットパターンを見つけましょう。
リールを速く巻くリトリーブとは、"ベイトが逃げ惑う"ように魅せるイメージ。リールを遅くゆっくりと巻くリトリーブとは、"弱っているベイト"をイメージしてシーバスに魅せることです。
アクションは最後の手段に
シーバスゲームでよく勘違いされやすいのが、アクションで反射喰いさせるような「テクニックがないと食わない。」みたいな誤解をされてる方がいらっしゃいますが、シーバスは基本的にただ巻きで狙うほうが見切られにくい為、アクションをつけて反射喰いを狙う釣り方は最後の手段にしておきましょう。
食い気のあるシーバスはただ巻きで十分です。"アクションをつければつけるほど見切られる"確率は上がり、挙句ルアーを追いもしなくなりますので、シーバスがルアーに反応している間は"リトリーブスピードの強弱や食わせの間(ポーズ)のみ"で狙って行きましょう。アクションをつけるのは、ただ巻きにも反応しなくなってからです。
ルアーキャストから立ち上がりを素早く
シーバスのボイルが起きているとき、当然シーバスは表層直下を逃げ惑うベイトの下にピッタリ張り付きながら回遊を続けています。
シーバスは絶えず海面を意識しながら回遊していますので、ルアーの着水音にも敏感に反応するため"キャスト後のルアーの立ち上がりを素早くするよう意識する"と今まで食わなかったシーバスが、突然アタックしてきたりすることがありますので有効な手段の一つです。
ルアーのサイズやカラーチェンジ
マッチザベイト。シーバスのボイルを発見したらまずは捕食されている"ベイト(餌)のサイズに合わせたルアーサイズ"を選択しましょう。明らかに小さいや大きいサイズのルアーでは、シーバスが食わない原因にもなります。
ルアーのカラーチェンジも大切で、ベイトに合わせた"ナチュラルカラーから少し暗めのカラーにチェンジ"(逆もあり)など、色の出す波長の変化で食わない個体が突然アタックするというようなことも良くありますよ。
シーバスには魅せることが特に重要です。
ボイルで弱った魚を演出
シーバスのボイルは、狙われた魚の近くにいた魚にも大きなダメージを与えます。ボイルの後にそのような弱った魚を演出することで、シーバスから狙われやすくなります。
弱った魚の代表的な動き
- 表層をピョコピョコ弱々しく泳ぐ。
- ゆらゆら沈みながら突然少し泳ぐ。
- ゆらゆらとてもゆっくり泳ぐ。
などなど、弱ったベイトをよく観察してルアーの動きを真似て、シーバスにじっくりと魅せる意識で誘ってみてください。
シンキングペンシル
シンキングペンシルは、水面直下の"弱った魚をリアルに再現"するのにもってこいのルアーです。スローにリトリーブすることで、そのポテンシャルを発揮します。
安価なものと高価なものの差は、"キャストの飛距離とリトリーブ中のルアーの安定感"に大きな差があります。
シンキングミノー
スロー巻きでも早巻きでも、そのどちらにも対応できる万能ルアーはシンキングミノーです。
ルアーの先端のリップが海面からの"浮き上がりを防止"して水面直下のレンジを安定して攻められます。
これ一本でも、"シーバスのボイルに対応可能"と言っても過言ではありません。必ず持っておきたいルアーの一つです。
おわりに
いかがでしたか。
当たり前のようなことばかりご紹介してしまいましたが、食い気のないシーバスは基本的に釣れません。
しかし、シーバスのボイルを発見した場合は話は別です。ベイトを素早く観察してから、今回ご紹介したことを意識して実践してみてください。
ボイル周辺にルアーを通してもなかなか食わない場合は、ボイルの場所から"反対方向にキャストして弱ったベイトを意識して群れからはぐれてしまったベイト"を演出してみるのも非常に効果的ですよ。
シーバスとのやり取りは、他の魚とはひと味違ってスリル満点ですよ。(エラ洗い最高です。)
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。