タケチヨ釣りブログへようこそ。
チニングの醍醐味と言えばやはりフッキングの瞬間ですよね。
「コツン、コツン」と小さなアタリから突然「ググッ」と絞り込まれるような本アタリ、この本アタリを上手く乗せる(フッキング)瞬間がチニングで一番興奮しますよね。
「アタリはあるのに全然乗らない」
「今のアタリが何故すっぽ抜けるの?」
チニング経験者ならば、誰でもこのような悩ましい経験をしたことがあると思います。
さて今回は、「チニングの本アタリの見極め方!乗らないアタリの対処法!【完全攻略】」について、私の経験を交えながら詳しく解説させていただきます。
チニングの本アタリの見極め方
チニングの本アタリの見極め方は、手元に伝わるアタリの感触とティップ(竿先)の入り方(入り具合)をしっかり見極めることが大切ですよ。
チヌは活性の高さにもよりますが、一発で食い込むようなアタリは滅多にありません。
前アタリが何度か繰り返しあった後、突然ロッドのティップが「グググッ」と入り込む本アタリへと変化します。
この本アタリに変化するタイミングに規則性は無いため、手元に伝わるアタリの感触とティップの入り方や入り具合で判断する必要があります。
前アタリの種類と本アタリ
チニングのチヌの前アタリには、大きく2つの種類があります。
- 「コツンやコンッ」のような小さな前アタリ。
- 「ゴゴゴッやゴツゴツ」のような大きな前アタリ。
1.の小さなアタリは前アタリと見極めやすいですが、2.の大きな前アタリは、手元に伝わる振動が大きいため見極めが難しいですよね。
とりあえず合わせるのも一つの判断ではありますが、すっぽ抜ける可能性も高く「アタリはあるけど全然乗らない」「今のアタリが何故すっぽ抜けるの?」は、まさにこのような状況に起こりますよね。
このような状況で乗らないアタリは、ティップに注目すれば本アタリか前アタリかを見極めることが出来ます。
本アタリは、ティップが「グググッ」と入り、ティップが直ぐには戻りませんが、前アタリはティップが激しく振動するだけで決して深く入ってはいません。(入っても一瞬です。)
本アタリは手元に伝わる感触や振動だけでなく、ティップの入り方、入り具合で見極めれば乗らないアタリもしっかり乗せることができますよ。
乗らないアタリの対処法
チニングでは、本アタリでも乗らない場合もあります。
チヌのサイズが30㎝未満のような場合、チヌの口も小さいためフックサイズが合わないことなどが乗らない原因となることがあり、仕掛けを見直す必要があります。
- フックサイズを小さくする。
- ワームを小さくする。
仕掛けのサイズを小さくすることで、乗らない本アタリも乗せることができるようになりますよ。
シンカー(重り)を軽くする
チニングで使用するシンカーは、一般的に5g〜15gを使用しますよね。
アタリはあるけど乗らない場合は、シンカーを軽くすることでチヌが仕掛けを吸い込みやすくなり、チヌの本アタリが乗りやすくなりますよ。
もちろん釣り場の潮の流れとの兼ね合いもありますが、その釣り場に合った一番軽いシンカーでチニングすることが、乗らないアタリを乗せるための対処法の一つですよ。
根掛かり対策と食わせの間
チニングで乗らないアタリで最も多いのが、チヌに見切られてしまいショートバイトで終わるようなケースです。
チヌ見切られる一番の原因は根掛かりです。
チニングの根掛かり対策は万全に行う必要があり、チヌの前アタリを本アタリまで発展させるには、仕掛けを違和感なく動かし続けることが大切ですよ。
チニングでチヌの本アタリを引き出す食わせの間を与えるステイも根掛かりしないことが大前提で、違和感なく仕掛けを動かし続けることでチヌの捕食のスイッチが入り、食わせの間を与えるステイが本アタリを引き出すことになります。
- オフセットフック+トレーラーシンカー
- オフセットフックのジグヘッド
オフセットフックはチニングの根掛かり対策では必須条件ですよ。
針先を剥き出しの仕掛けでは、乗らないアタリが一か八かで偶然乗った程度のもので、チニング攻略と言うには程遠いと私は考えています。
まとめ
- チニングの乗らないアタリは、ショートバイト(前アタリ)に合わせを入れているため乗らない。
- チニングの本アタリ(食い込み)は、手元に伝わる感触や振動だけでなくティップの入り方と入り具合で見極めましょう。
- チニングの乗らないアタリの対処法は、仕掛けのフックサイズやワームのサイズを小さくすると本アタリが出やすく、アタリが乗りやすくなりますよ。
- チニングのシンカー(重り)を軽くすると本アタリ(食い込み)が出やすくなりアタリが乗りやすくなりますよ。
- チニングは根掛かり対策(オフセットフック)が必須。仕掛けを違和感無く動かし続けることでチヌの捕食スイッチが入り、食わせの間を与えるステイがチヌに見切られることなく、チヌの本アタリを引き出すことになりますよ。
いかがでしたか。
チニングの乗らないアタリは、ショートバイトに合わせを入れていることが原因でした。
チニングでは、基本的にアタリの即合わせは厳禁ですが、チニングの乗っ込みシーズン(チニングハイシーズン)では、前アタリ中に本アタリに即発展するほどチヌの活性が高い時期もあるため、手元の感触やティップの入り方には十分な注意をして、合わせ遅れのないようにしましょう。(チヌは仕掛けを吐き出す習性があるため)
今回ご紹介させていただいた記事の内容が、チニングの乗らないアタリの対処法の参考に少しでもなれば幸いです。
それでは、今年も堤防にチヌの雨を降らせましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。