- 干潮と満潮の前後2時間と夕マヅメが重なる時間帯が狙い目
- 冬のナイトゲームは常夜灯のある漁港や堤防の湾内ならば潮位によってはチャンス
- エギングの仕掛けと狙うレンジやアクション
- 釣れないときはプロから学ぶエギング動画で釣果アップ
- 低活性の最終手段
- 潮の流れが速くボトムが取り辛いポイントの攻略法
- まとめ
春からが毎年お馴染みの、堤防エギングですが今回は釣り人がほぼ居ない、冬の堤防から甲イカが釣れるのか、実際に冬の堤防に突撃してきました。
干潮と満潮の前後2時間と夕マヅメが重なる時間帯が狙い目

家から近い堤防に約1カ月の期間、朝、夕マヅメをランダムに、エギングをやってみた結果、朝マヅメよりも夕マヅメに、釣れることが多くありました。
私の推測ですが、おそらく海水温が影響していると考えられます。朝よりも、夕マヅメのほうが圧倒的に釣れました。
冬の朝は特に、気温が下がっているので当然、浅場の海水温もそれに影響されますので、日中に気温が上がり、海水温も上昇すると甲イカは、沖の深場から餌を求めて上がって来ます。日没と共に気温が下がり、海水温も下がると甲イカは沖の深場に移動すると考えられます。
春の甲イカの数には圧倒的に劣りますが、冬のエギングの狙い目は、満潮と干潮の前後2時間ぐらいと夕マヅメが重なればかなり期待が持てる結果となりました。
冬のナイトゲームは常夜灯のある漁港や堤防の湾内ならば潮位によってはチャンス
冬の甲イカ狙いのナイトゲームは、日没から気温がぐんぐん下がり、海水温もそれに影響されます。
浅場の海水温が下がると、やはり甲イカは沖へ居なくなりますが、実釣した結果釣れます。
ただし、夕マヅメが上げ潮で潮位が上がっていれば、海水温もそんなに急激には下がらないので、甲イカが浅場に残るパターンや日没に上げ潮に乗って、沖から入って来るパターンがあります。
湾内のナイトゲームでは、思わぬ大物に遭遇することがありますので、油断は禁物です。
必ずタモ網を持って行きましょう。
ナイトエギングでソデイカを釣る - Taketiyo釣りブログ
冬の堤防は体感温度が違います。防寒対策は入念にしておきましょう。
エギングの仕掛けと狙うレンジやアクション
私は餌木単体で釣ることがほとんどですが、潮の流れの速い場所や、根掛かりが多い場所ではダウンショットリグなどもあります。
- 餌木単体
- ダウンショットリグ
狙うレンジは春の甲イカエギングと同じで、ボトムを徹底的に攻めましょう。
ただし春と違ってあまり激しくシャクリは入れません。優しく竿先で2、3回シャクリ、ボトムから1mぐらいを意識してください。
冬の甲イカは活性が低いので、あまり餌を追いかけ回すことはありません。
イメージは軽くチョン、チョン、チョンからカーブフォールやフリーフォールでじっくりとスローな誘いがとても有効です。
釣れないときはプロから学ぶエギング動画で釣果アップ
私の尊敬している、エギングマイスターの川上さんの、春や夏のエギング動画ですが、エギングで甲イカを釣る為の、基本的なことがしっかり解説されていて、私も良く見ています。
エギング入門者の方に!エギの投げ方【キャスト】 YAMASHITA
エギング入門者の方に!エギを使ったイカの誘い方【シャクリ】 YAMASHITA
低活性の最終手段
春と違って冬は、甲イカがなかなか餌木を抱きません。
こんな時はステイの時間を長くすれば、「すぐに釣れる」なんてことがあるんですよ。
私は潮の流れの緩やかポイントでは、長いときは約1分放置しています。
あまりにも長すぎると、潮がいくら緩やかでも多少は流されてしまいますので、ボトムをズルズルしてしまい、根掛かりする可能性が高くなりますので、注意が必要です。
このボトムロングステイが低活性の甲イカに非常に効くときがありますので、エギングの1つの引き出しとして覚えておくと、釣果アップに繋がりますよ。
潮の流れが速くボトムが取り辛いポイントの攻略法
何投かキャストしてみて、餌木を流しながらフォールして、そのポイントのおよその深さをカウントして測ることで、ある程度は把握できるようになります。最初は15秒、次に20秒のようにして探っていきおよそボトムを自分で決めてしまうことが大切だと私は考えて実践しています。
およそボトムから、シャクリを入れてフリーフォールを繰り返して、アタリが無ければ更にカウントを増やして、およそボトムを深くしていきます。このとき餌木は潮に流されながらフォールしていますので、根掛かりには注意が必要です。
大事なのは自分の中でおよそボトムを作ることです。
潮の流れの速いポイントでは着底しても常に餌木は流されているので、完全にボトムにピタッとはつきません。
流れのなかでフリーフォールで狙っていきます。
テンションフォールだと餌木は潮の流れに引っ張られてフォールせずに浮きますよね。
これだとイカは抱きません。潮の流れの中で必ずフォールさせるにはフリーフォールです。
キャストからカウントをしておよそボトムを取り、何回かシャクリを入れたら竿先を海面に向けてラインをコントロール、リールのベールを返して、再びラインを送り出しながらカウント、およそボトムからまたリールのベールを元に戻して、シャクリ、この繰り返しの中でフォール中にラインが走ったり、リールのスプールからラインが出て行くスピードが速くなったり、又はピタッと止まったりしたら甲イカが抱いているかもしれません。素早く合わせをいれましょう。
まとめ
冬の堤防エギングは、春のエギングに比べると毎回、必ず甲イカが釣れることは難しいですが、潮やマヅメのタイミングなどでチャンスはあります。
仕事の帰りにマヅメの満潮1時間くらいに狙いを絞って、堤防から甲イカ狙いのエギングをしてみるのも面白いですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。