Taketiyo釣りブログ

堤防からの釣りの話や釣れた魚の美味しい食べ方などをご紹介をします。

夜のアオリイカエギングはポイント選びが釣果アップの秘訣!

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タケチヨ釣りブログへようこそ。

アオリイカエギングのハイシーズン第一段。春の大型な親イカの時期がやって参りました。アオリイカエギングのハイシーズンは、1年を通して春と秋の合計2回の時期があります。

アオリイカは夜行性なので、日中のエギングよりも"夜の時間帯のナイトエギング"に釣果が集中します。

そこで今回は、"夜のアオリイカエギングはポイント選びが釣果アップの秘訣!"についてご紹介させていただきます。

 

夜のアオリイカエギングはポイント選びが釣果アップの秘訣

アオリイカは冒頭でもご紹介したように夜行性の生き物です。夜行性のアオリイカをエギングで狙うときは、"アオリイカが回遊してくるポイントを正確に選ぶ"ことが大切です。

 

夜のアオリイカの回遊ポイントを探す

夜のアオリイカは日中に比べて警戒心がやや薄れるため、堤防湾内の奥の方まで回遊してきます。堤防湾内でも"比較的潮通しの良いポイント"の方がアオリイカが頻繁に回遊してきますので、このようなポイントがあれば夜のエギングでは必ずチェックしましょう。

"普段は釣り人も居ないような湾奥のポイント"でもアオリイカの産卵時期の夜のエギングなら、釣果が十分期待できますので探してみてください。2〜3投エギをキャストしてみることが釣果アップの秘訣ですよ。

 

藻場が点在するポイント

アオリイカは別名(も)藻イカとも呼ばれ、藻場につくことが多い習性があります。特にこの春の産卵シーズンでは、産卵場所でもある"藻場が点在するポイント"にはかなり頻繁に回遊してきますので、この時期夜のエギングでは要チェックなポイントですよ。

釣果アップの秘訣は、日中の明るい時間帯(特に干潮時)に下見をするとそのポイントのボトム(海底)の状態が良く把握できますので、夜のアオリイカエギングで"意外な穴場ポイント"を独り占めすることができますよ。

 

春はシャローポイントが狙い目

春の夜のエギングで意外と見落としがちなポイントは"シャロー(浅場)ポイント"です。シャローといっても、水深が3メートル未満のポイントは意外と見落としていませんか。

日中はボトム(海底)が丸見えのようなシャローポイントも、"夜はアオリイカの回遊してくるポイント(産卵場所)"となるため、この時期の釣果アップの秘訣です。必ずチェックしましょう。

 

常夜灯周辺は必ずチェック

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夜のアオリイカエギングで絶対に外せないのは、常夜灯周辺です。湾奥、堤防の先端、工場側や道路沿いのシャローポイントなど海の至るところにある常夜灯(光源)は、この時期の"アオリイカエギングの一級ポイント"なので必ずチェックしましょう。

釣果アップの秘訣は、アオリイカは光に向かって集まる習性があるため常夜灯周辺(光源周辺)では、ランガンスタイルよりも"しばらく粘る釣りスナイパースタイル"待ち伏せして狙い打つ釣り方の方が、アオリイカの回遊を取りこぼさずに済みます。

 

月夜はルートを決めてランガン

いくつかの有力なアオリイカの回遊ポイントを選んだら、回るルートを決めて"ランガン"移動しながらエギングすることも大切です。

ツボにハマると思わぬアオリイカ大爆釣などがあるためとても有効な手段です。

特に月夜の比較的明るい夜のアオリイカエギングでは、海全体が明るくなり"アオリイカが広範囲に回遊する"傾向があります。月夜のアオリイカエギングには、ランガンスタイルが釣果アップには不可欠です。

 

闇夜の視界の悪いポイント

闇夜の視界の悪いポイントでもアオリイカは回遊してきます。アオリイカは色盲で有名ですが、"色の濃淡の識別、色の出す波長を識別する能力には長けている"そうで、海の生き物の中でもトップクラスの視力を持っているそうです。

そのため視界の悪い闇夜の真っ暗なポイントでもアオリイカには、"エギが見えている"ので夜のアオリイカエギングのポイントの中でも、最も数が多いのがこの視界の悪いポイントです。

夜のアオリイカエギングでは、この視界の悪いポイントを攻略することがアオリイカエギングの釣果を"大幅にあげることができる"ので積極的にチャレンジしてコツを掴みましょう。

 

堤防足元のポイントは最初にチェック

夜のアオリイカは堤防の足元に"ついている"(餌を待ち伏せしている)ことが結構あります。ポイントに到着して最初にチェックしてみてください。

ただし、アオリイカは人の気配にも非常に敏感で特に常夜灯周辺の光源があるポイントでは、"人の影を海面に映さないよう"注意して最初の2〜3投は、膝をつくなど体勢を低くしながら足元のポイントを探るようにすることが、理想的な夜のアオリイカエギングの釣り方です。

ライトで海面を照らすなどの行為は絶対にやめましょう。

ナイトエギングのアオリイカの釣り方のポイント

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アオリイカのナイトエギングでは、日中のアオリイカエギングとは少し違った"釣り方のポイント"があります。

エギのカラー、シャクリ方やフォールのさせ方など、日中ではあまり気にする必要はないようなことも、夜のアオリイカエギングではとても大切なことなのです。

 

上げ潮のタイミングを狙って

ナイトエギングでアオリイカを狙う場合に、絶対に外すことのできないタイミングがあります。ポイントは"上げ潮のタイミング"です。

アオリイカは接岸する際、上げ潮に乗って堤防周辺の浅場へ入ってきやすく下げ潮の釣果と比べると、圧倒的に上げ潮のタイミングでの釣果が多いです。

"潮見表などで事前に潮の状態を調べて"から、アオリイカを上げ潮のタイミングで狙ってナイトエギングすることが釣果アップの秘訣です。

 

ポイントの光量に合わせたエギの選び方

ナイトエギングでは、月夜や闇夜に加え常夜灯や街灯周辺などポイントの光量が様々なパターンが存在します。

"月夜ではフラッシング効果"を十分に発揮する下地を金テープなどにして、薄暗い海中でも映える布地カラー(ピンク系やオレンジ系)を選ぶことがポイントです。

 

闇夜で光源のないポイントでは、フラッシング効果は期待できないため布地のカラーをピンク系やオレンジ系などの"色の波長の強いエギカラー"映える色を選ぶと良いですよ。

 

常夜灯や街灯周辺など辺りの光量が明るいポイントでは、下地のテープの"フラッシング効果を少し抑える"ことがアオリイカが警戒せずにエギを抱きやすくなるポイントです。

フラッシングを抑えるエギカラーとは、布地はピンク系やオレンジ系などでも問題ありませんが、下地のテープは"レッドやパープルテープが理性的"です。(フラッシングが鈍いため)

 

ナイトエギングのエギサイズ

日中よりも夜の方が大型のアオリイカが釣れやすく、特に春は夜間のボトム付近で掛かるアオリイカは2キロ近いものが目立ちます。

秋の新子なら2.5号〜3号のエギがマッチしますが、春のアオリイカは"3.5号のエギ"を中心にナイトエギングを展開しつつ、ピンポイント(怪しい場所)で4号〜4.5号のエギサイズにチェンジして今まで反応しなかった"大型のアオリイカのスイッチを入れる"ことも、春のナイトエギングでは釣果アップの大切なポイントです。

 

ナイトエギングはエギのフォールスピードに注目

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ナイトエギングでは、表層レンジからボトムレンジまで幅広いレンジにエギを通すことが釣果アップの秘訣ですが、そうなるとエギの"フォールスピード"(沈下速度)にも注目する必要があります。

エギには4つのフォールスピードの違うタイプがあります。

  1. スーパーシャロー8秒/m
  2. シャロー6秒/m
  3. ノーマル3.5秒/m
  4. ディープ2.3秒/m

潮の流れの強さや風などの影響でエギの沈下速度は若干変わりますが、ナイトエギングの"水深3m程度のポイント"では、スーパーシャロータイプのエギが扱いやすく実績あります。

 

ナイトエギングの"水深6mのポイント"では、シャロータイプのエギが扱いやすく表層レンジからボトムレンジまで、手返し良く攻めることができます。

 

ナイトエギングの"水深10m以上のポイント"では、ノーマルタイプで攻めていきましょう。エギの沈下速度はナイトエギングではかなり大切なポイントです。

レンジキープはもちろんアオリイカの捕食スイッチを刺激するには"エギをじっくり見せる必要がある"ため、早いフォールスピードではそれだけチャンスを狭くします。

ポイントの水深に合うエギのタイプ(フォール速度)を使用することが、ナイトエギングでは大切な釣果アップのポイントですよ。

 

夜行カラー(グロー系)のエギは切り札

暗闇で光を蓄積して光るエギ、夜行カラー(グロー系)のエギカラーは"アオリイカが警戒する"場合があります。(個体差あり)

夜行カラー(グロー系)のエギを使用するタイミングは、色々なエギカラーを試してアタリがない場面。「もうダメかな…」と心で思ったときの最後の切り札に使用してみてください。

結構、実績ありますよ。

 

夜のエギングは音で釣る

ナイトエギングでは、視界も悪く海中にいるアオリイカも同様です。視力の良いアオリイカでもエギの存在に気づかない場合も結構あります。

そんな時は"ラトル音の出るエギ"を使用してみてください。アオリイカは海中の音も聞き分けるそうでラトル音とは、アオリイカが反応する音が出るように開発されているため、「エギをラトルにチェンジしたらすぐ釣れた。」経験は結構あります。

ただし、ラトル音に"スレるアオリイカもいます"ので5〜6投程度してみて、アタリが出ない場合はラトル音の出ないエギにチェンジすることも大切なポイントです。

 

ナイトエギングのシャクリ方

ナイトエギングでは、日中のように力強いシャクリ方をすると返ってアオリイカに"警戒されたり、追い切れない"といった場合があります。

まずは狙うレンジを決めて、表層レンジから順に中層レンジ→ボトムレンジと各レンジで2〜3回"軽くダートさせる"ように意識することがポイントです。(左右に1〜2m緩やかにダートさせるイメージです)

 

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ナイトエギングのフォールのやり方

ナイトエギングのフォールのやり方は、ラインが目視できるポイントならフリーフォールでも問題ありません。"ラインの跳ねやラインのテンション抜け"などでアタリを判断できます。

ラインが目視できないポイントでは、テンションカーブフォールが最も信頼できるフォールのやり方で"合わせ遅れ"などのバラシの原因を軽減できます。

さらに、テンションカーブフォール中にロッドを持つ手の反対の指で"ラインを軽く摘む"なども、アオリイカのアタリを明確迅速に感知するナイトエギングのフォールテクニックの一つです。

 

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夜はボトムステイを適度に使おう

日中よりも気をつけたいのが"ボトムステイ"です。(エギをボトム海底に放置する)エギング初心者の方からベテランの方まで、エギングで最も簡単そうなこのボトムステイですが、"使うタイミング、長さ(時間)やボトムステイの前後のシャクリ方との組み合わせ"が、そのアクションの効果を高めます。

日中のボトムステイは、エギのシャクリ後のボトム再着底後に毎回使う有効なテクニックですが、夜のエギングでは毎回する必要はありません。

夜は視界が悪く、ボトムにエギを長い時間ステイさせても気づかない場合があります。

しかも、"アオリイカは夜行性"です。

日が暮れた夜の時間帯は、アオリイカの狩りの時間。アオリイカが一番ハイテンションな時間帯です。春のアオリイカがボトムステイでしか抱かないなんてことは迷信(釣れることも良くあるが)なので、適度に使用しながらナイトエギングを展開しましょう。

 

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ナイトエギングの必需品

ナイトエギングであると便利な必需品をご紹介します。

  • ヘッドライト
  • ランディングネット(タモ網orギャフ)
  • ライフジャケット

改めて言うことではありませんが、視界の悪いナイトエギングでは必ず必要な必需品の3つです。夜の釣りは危険なポイントもあるため注意してエギングを楽しみましょう。

 

おわりに

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いかがでしたか。

"夜のアオリイカエギングはポイント選びが釣果アップの秘訣!"について詳しくご紹介させていただきました。

アオリイカは、春シーズン(4月〜6月)と秋シーズン(9月〜11月)の年間2回のハイシーズンがあり、春は産卵を控えた大型の親イカ。秋は夏頃に生まれて成長した新イカが、堤防などの浅場からエギングで狙えます。

アオリイカは夜行性のため、日中昼間のエギングよりも日没後の夜のナイトエギングに釣果が多く、"特に闇夜の常夜灯周辺の上げ潮のタイミング"では、アオリイカの遭遇率が最も高く、夜のアオリイカエギングで絶対に外すことができないシュチュエーションです。

 

まだアオリイカの釣果に恵まれない方や、これからアオリイカエギングを始める初心者の方へ、今回の記事が少しでも釣果アップの参考になれば幸いです。

それでは、今年も夜のエギングでアオリイカの雨を堤防に降らせましょう。長々とお付き合いに感謝します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。