Taketiyo釣りブログ

堤防からの釣りの話や釣れた魚の美味しい食べ方などをご紹介をします。

タコの正しい冷凍保存のやり方!美味しさ損なわないスピード解凍法!

タケチヨ釣りブログへようこそ。

国産タコの価格が毎年上がっていますよね。

タコ焼き屋さんで国産を使うお店が減少している今日この頃、私は一年分の必要なタコを自らルアーを使用して堤防タコ釣り(オクトパッシング )で毎年釣り上げ冷凍保存しています。

前職板前ということもありタコの扱いには多少の自信があります。

今回は、そんなタコの正しい冷凍保存のやり方とタコの美味しさを損なわないスピード解凍法についてご紹介させていただきます。

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タコの正しい冷凍保存のやり方(茹でタコ編)

生のタコは鮮度が命です。

鮮度の悪いタコは生ではもちろん、茹でても食感が悪くあまり美味しくありません。

スーパーなどでよく見かける茹でタコは、新鮮な生タコを正しい茹で方で調理している為、食感も良く見た目も綺麗ですよね。

スーパーで買った茹でタコの冷凍保存のやり方は非常に簡単で、タコの水気をキッチンペーパー等でしっかり拭き取りあとは、タコにぴったりラップをしてからジップロックなどに入れ空気をなるべく抜いてから封をして冷凍庫(−3℃以下)に入れるだけです。

解凍してから適当な大きさにカット、スライスしてタコ刺しや酢の物など(解凍後加熱しないでそのまま使用する場合)には、この冷凍保存のやり方が美味しさを損なわないやり方です。

加熱調理に使う場合は小さくカットして冷凍保存

茹でタコは加熱調理する場合は、小さくカットしてから冷凍保存すれば使いやすくておすすめな冷凍保存のやり方です。

茹でタコは加熱すると水分が出てくるので小さくカットして冷凍しても(表面が多少パサついているように見えても)タコの食感や舌触りを損なうことはありませんので、小さくカットしてから冷凍保存しておけば解凍する手間もなく、必要な量をスピーディーにそのまま調理使用できます。(冷凍のミックスベジタブルと同じ感覚)

茹でタコを刺身や酢の物で使う場合の解凍方法

加熱調理しない場合の茹でタコの解凍方法についてご紹介します。

代表的な調理はタコブツ、タコ刺し、酢の物などですが、この場合は流水解凍が最も美味しさを損なわないでスピード解凍できる方法です。

自然解凍でももちろん良いですが、自然解凍の場合は解凍後にタコから出てくる水分(ドリップ)を必ずしっかり洗い流してから使用しましょう。(食中毒菌はドリップに繁殖する為) 

活け締めの生タコの正しい冷凍保存

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スーパーでも魚屋さんが入っているようなお店には、タコを活け締めにしたものがあります。

活け締めの生タコの正しい冷凍保存のやり方は、まず下処理(塩もみと内臓の処理)がして有るか無いか確認してください。

塩もみしてない場合は、塩もみしてタコのぬめりや吸盤の中の汚れなどを綺麗にして、内臓がある場合は綺麗に取り除いてから冷凍保存するようにしてください。(解凍後に調理しやすい)

下処理していても生タコは時間が経つと匂いやぬめりが出ることがあるので、こういったものはもう一度軽く水洗いか塩もみすれば美味しさアップします。

生タコの冷凍保存のやり方

活け締めにした生タコを下処理した後、冷凍保存する場合、解凍後の調理の仕方、食べ方によってそれぞれのやり方があます。

タコをまるごと茹でタコにする場合の冷凍保存のやり方は、そのままビニール袋など密封性の高いものに入れ、封をしてからバットやボールなどに入れて冷凍保存してください。

必要な分だけ調理できるおすすめ冷凍保存のやり方

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下処理をした生タコの足8本と頭を全てバラバラに小分けにカットして、各部位ごとにラップをして冷凍保存するやり方もあります。

調理する時に必要なタコの量(足一本だけ)を流水解凍後に、少ないお湯で素早く茹でて使用できる為、無駄が無くスピーディーに調理ができて大変おすすめな冷凍保存やり方です。

揚げ物などに使用する場合の生タコの冷凍保存のやり方

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タコの唐揚げ用小分けに冷凍保存(一人前12〜13ケ)

生タコは加熱調理する場合(タコ唐揚げなど)油で炒めたり、揚げたりすると油が跳ねて危険です。

これはタコの身と皮の間の空気が油の熱で膨らみタコの皮が破裂する為に起こる現象なので、生タコを揚げ物などに使用する場合は、必ず生タコの皮を剥がしてから使用しましょう。

使用する調理内容に合わせて、適当なサイズにカット小分けしてから冷凍保存すると解凍後に手間なくスピーディーに調理しやすく、美味しさを損なわない調理ができますよ。 

タコの美味しさ損なわないスピード解凍法

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タコは魚介類の冷凍食材の中でもトップクラスの解凍スピードのある食材です。

そのままの自然解凍でも十分に美味しさを損なわないで解凍が可能ですが、自然解凍の際にはタコから出てくる水分(ドリップ)に食中毒菌などが繁殖する危険性もある為、解凍はスピーディーに行い正しく安全に調理する必要があります。 

美味しさを損なわないスピード解凍法とはタコが浸るぐらいの大きめの容器に、冷凍されたタコを入れて水道水の蛇口を開いたまま(チョロチョロ出す程度)流水解凍するやり方が最もスピーディーで安全、しかも美味しさを損なわない解凍法です。

「水道代が勿体ない。」「エコじゃない。」と言う方は、流水はせずにタコを水に浸しておくだけの放置解凍にしてください。

水に浸しているだけでも自然解凍よりも3倍は解凍スピードが違います。

生タコ(活け締め)の冷凍保存の注意点

タコの美味しさの一つは食感ですよね。

コリコリとしたあの食感が噛み締めるたびに溢れるタコの旨味を引き立ててくれます。

活け締めの生タコは下処理後、そのまま冷凍保存する場合でも、茹でタコにしてから冷凍保存する場合でも、タコを締めてから茹でタコや冷凍保存するまでの時間の経過と共に食感が失われていきます。(タコの筋細胞が死滅する為)

タコの個体差もありますが締めてから5、6時間を目処にして、なるべく早く茹でタコにするか冷凍保存するかして、タコの筋細胞が死滅する前にどちらかの処理をすることが生タコ(活け締め)の冷凍保存の注意点です。

この点に注意すれば、生タコをそのまま冷凍しようと茹でタコにしてから冷凍しようと、あのタコの美味しさでもある食感を損なわずに済みますよ。

冷凍保存の生タコ解凍後の生食はやめて(食中毒)

毎年新鮮なタコを釣って冷凍保存して食べている私も、さすがに生タコを一度冷凍保存して解凍したものをそのまま生では食べたことはありません。

一度加熱調理した茹でタコならば食中毒菌は死滅している為、正しく冷凍保存し流水解凍後ならそのまま食べても安全(100%ではない)ですが、生タコを冷凍保存から流水解凍後、そのまま食べる場合は加熱していない為、食中毒の危険性が非常に高いので、決して生で食べないように注意してください。 

生タコの冷凍保存はあくまでも加熱調理する前提で行うようにしましょう。

タコの冷凍保存と解凍法まとめ

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  1. 茹でタコは水気を拭き取りきっちりラップして冷凍。
  2. 茹でタコはカットして冷凍すれば使いやすい。
  3. 自然解凍時はタコから出る水分ドリップに注意。(食中毒)
  4. 生タコは素早く冷凍or茹でタコに。
  5. 生タコ冷凍保存は解凍後、茹でタコにするなら皮付きで、加熱調理するなら皮を剥がしておくと油が跳ねない。(小分け、使いやすい)
  6. スピード解凍法は生タコ、茹でタコどちらも流水解凍が最もスピーディーで安全しかも美味しさ損なわない解凍のやり方。
  7. 生タコの冷凍保存のものを解凍後にそのまま生で食べてはダメ。(食中毒の危険性大)

いかがでしたでしょうか。

タコは、生タコでも茹でタコでも美味しさを損なわずに冷凍保存が可能な、便利で美味しい食材です。 

冷凍保存のタコの賞味期限は冷凍庫の性能によって若干の差はありますが、およそ一年ぐらいを目処にしてください。 

しかし、いくら新鮮なタコを正しい手順で安全に冷凍保存したと言っても、免疫力の低いお子さんやお年寄りの方などは食中毒になりやすい為、冷凍保存したタコを解凍後に再度加熱調理(中心温度75度以上、一分間加熱)することが、最も安心できる正しい調理のやり方です。 

私は毎年タコ釣りをして一年分の必要な量を冷凍保存していますが、タコは正しく冷凍保存し素早くスピード解凍すれば、いつ、どんな加熱調理をしても美味しさを損なわない大変貴重な食材です。

今回ご紹介させていただいた「タコの正しい冷凍保存のやり方!美味しさ損なわないスピード解凍法!」この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです。

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。