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近年大ブームのライトショアジギング(LSJ)堤防からメタルジグをメインに青物や根魚など、幅広いターゲットを広範囲にテンポよく狙える釣りとしてその人気は年々高まっています。
中でもブリ、サワラ、ネリゴ、シヨゴ(カンパチの幼魚)といった比較的大型な回遊魚に加え、ヒラメ、マゴチ、アコウ(キジハタ)といった根魚なども"空いた時間で気軽に近場の堤防へ足を運んで狙えるターゲット"として昨今のライトショアジギングの人気の火付け役となっているようです。
さて、今回はそんなライトショアジギング(LSJ)に挑戦しようと考えている初心者の方へ向けて、"ロッド選び"の参考になる情報とともに"リールとの組み合わせ"などについても少しご紹介させていただきます。
コルトスナイパーBB S96Mインプレ(初心者入門向きの理由)
↑キャスト
コルトスナイパーBBS96Mの特徴はなんと言ってもバランスが良い点です。一年使用してみた感想としましては、ライトショアジギング初心者の方が一番扱いやすいロッドではないかと感じています。
その理由を幾つかご紹介します。まずは硬さについてから、Mミディアムの硬さのロッドはバット(ロッドの付け根付近)からティップにかけて、"ほどよくしなやかに曲がる設計"なので、キャスト時の"タメが作りやすく"少しの力で軽く振り抜くだけでもジグを90mぐらいは飛ばせるといったところが、初心者入門向きのロッドという理由の一つ目です。
↑ワンピッチジャーク
ライトショアジギングで最も頻度の多いアクションは"ワンピッチジャーク"と呼ばれるアクションです。
一回のロッドのシャクリに合わせて、リールを一回転させるリズミカルなアクション。
コルトスナイパーS96Mのインプレとしましては、ワンピッチジャークなど"ロッドとリールを連動させるアクション"のときにティップが程よい硬さ(Mミディアム)なので、ティップの反発するスピードに初心者の方でも"リズムを合わせやすい"といった点が、初心者入門向きのロッドという理由の二つ目です。
ML(ミディアムライト)とさらに柔らかいロッドの硬さの選択肢もありますが、少し慣れてくると「アクションのピッチをもう少し上げたいなぁ」となった場合にティップの反発するスピードがMミディアムに比べ、MLミディアムライトはスローな分"ジャークの幅(強さ)を小さく"しないとピッチを上げることが出来ません。
逆にMHミディアムヘビーとなるとティップの反発(戻るスピード)は早くなるため、初心者の方がワンピッチジャークのリズムを完璧にマスターするまでには、相当な時間がかかると思われます。
↑魚のアタリが乗りやすい
ライトシュアジギングでは、何時間もアタリがない。一日中キャストしまくって魚のアタリが一度も無いなんてことはザラにあります。
そのような一度しかないワンチャンス、貴重なアタリを逃さないためには、アタリの合わせ方はもちろん合わせ遅れなどは即バラしの原因にもつながります。
「硬いロッドほどアタリを弾きやすい。」これは釣りの原則です。
コルトスナイパーBB S96Mはシリーズの中でも硬さは中間よりやや下(ML<M<MH<H )"柔らかいけどハリがある"というスペックに位置したロッドです。
アタリに対してティップがある程度入るため、"アタリを弾きにくい"といった特徴があり、ライトショアジギング初心者の方であっても魚をキャッチする確率が数段にアップすることは間違いありません。
↑ランディング
最後にコルトスナイパーBB S96Mでのランディング(魚の取り込み)についてのインプレをご紹介します。
魚が海面に浮いてからランディングネットを海面に差し込んで、ロッドを使って魚をネットまで誘導する際に"潮の流れの抵抗"をロッドが適度に吸収してくれるので、ランディングがしやすいと感じています。
ロッドが硬過ぎても柔らか過ぎても一長一短あります。Mミディアムだからこそ、扱いやすく丁度良い「シマノコルトスナイパーBB S96M」まさに、ライトショアジギング"初心者向きのロッド"といったところです。
↑サゴシ57cm|シマノコルトスナイパーBB S96M
以前使用していたエギングロッドでは、かなり苦戦していたサゴシ57cmでしたが、シマノコルトスナイパーBB S96Mでのやり取りは、少し物足りないぐらいにあっさりと魚を浮かせることができました。
私の感覚としては、このロッドパワーならメーター級でもまったく引けを取らないやり取りが可能だと強く実感しました。
ブリとの対決が楽しみです。
サワラ(サゴシ)美味しいタタキの作り方!皮を綺麗に炙るコツ! - Taketiyo釣りブログ
ロッド表記記号の意味(見方)
シマノコルトスナイパーBB S96M。BBから何やらわかりづらい記号(アルファベット)や数字が並んでいますよね。まずはこちらの意味を説明します。
BBとは、ブラットブラザーの略。
はい、ポカンとなりますよね。
直訳すると"誰かと親を同じくする者(男性)"なんだそうです。
ざっくり言えば"血を分けた兄弟"「兄弟分、相棒」といったところですかね…おそらく。
S96MのSとは"スピニングリール専用"という意味です。ベイトリール専用ならここはBと表記が変わります。
数字の96とはロッドの長さ、9.6フィート(約2.9m)という意味、最後のMとはロッドの硬さ"ミディアム"という意味になります。
コルトスナイパーBBモデルの硬さは4種類、MLミディアムライト、Mミディアム、MHミディアムヘビー、Hヘビーの順になります。
ストラディックSW 4000HGリールの組み合わせ
近場の堤防からライトショアジギングをやる前提で、私は今回ご紹介しているタックルを選んでいます。
サーフや磯、沖堤防等といった若干異なるフィールドを想定したタックル選択ではありません。
朝マズメ、夕マズメのワンチャンス、あるいは休日の真昼間に奇跡の一発を狙って"ひたすらキャストを繰り返す"ことを想定したタックルバランスを選択しています。
ストラディックSW 4000HGのリールはラインの巻き取りがXGと比べるとギア比の関係から6cmの差があります。(HG95cm|XG101cm)
リール一回転で6cm、わずかな差ですがジグを100mキャストして回収すれば結構な差になります。
私がストラディックSW4000HGを選んだ理由は以下の5つです。
- PEライン1.5号が300m巻ける。
- 3000番よりドラグ力が強い。
- 5000番よりも軽量で疲れにくい。
- ジグ回収が遅い分アクションがつけやすい。
- コルトスナイパーBB S96Mのスペックと組み合わせの相性が非常に良いと感じた。
5番目は実際に釣りに行ってジグの操作を色々と試していくうちに実感した率直な私の感想(インプレ)です。(私、身長167cm)
シマノ|コルトスナイパーBB96MとストラディックSW4000HGとの組み合わせに一年以上経った今でもこれといったトラブルもなく大満足しつつ、休みの日はいつも堤防でジグをかっ飛ばして、ライトショアジギングを楽しんでいます。
これから、ライトショアジギングをはじめようと考えていらっしゃる初心者の方は、是非、今回ご紹介させていただいた"シマノ|コルトスナイパーBB S96Mインプレ初心者入門編"をロッド選びの参考にしてみてください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。