タケチヨ釣りブログへようこそ。
タコの値段が近年急激に上がり、今や高級食材の仲間入りを果たしています。これほど日本人に愛されているタコですが、なんとタコは今や海外からの輸入に頼らないと国内のタコの需要を補えないらしく、国産のタコの相場価格はこれからさらに増加すると予想されます。
そんな、日本人が愛してやまないタコをルアーで簡単に釣る方法が最近ブームになりつつあります。
「オクトパッシング」って言うそうです。
釣り具屋さんもタコ釣りコーナーを増設して、その対応に追われているようです。タコはもはや買う時代から、釣る時代に変わっていくのではないでしょうか。
さて今回は、「タコ釣りに最適な時期はいつ?堤防タコが一番釣れる時期を徹底調査!」と題してご紹介させていただきます。
タコ釣りに最適な時期はいつ?タコが一番釣れる時期を徹底調査!
タコ釣りには船から釣る方法と堤防から釣る方法がありますが、このどちらにもタコ釣りに最適な時期というものがあり、この時期とは船も陸も基本的には同じです。
では、タコ釣りに最適な時期とはいつなのか。それはズバリ、タコが活発に活動し餌を沢山捕食する5月〜9月の時期に他なりません。
この5月〜9月の時期とは、タコが一年で最も活発に餌を捕食する産卵行動の時期です。
産卵行動とは、タコが体力を最も使う一生に一度の行為のため、餌を沢山食べる荒食い(乗っ込みとも呼ばれる)の時期なのです。
この産卵行動の期間は、全国的に見ると5月〜9月ぐらいまで続くようですが、温暖な地域では海水温の上昇も早いため、4月中旬ぐらいからと比較的早い時期から産卵期に入るようですが、寒冷な地域では6月の梅雨入りぐらいからと産卵期が若干遅れる傾向にあるようです。
タコの活動が活発になる適水温
タコの活性が上がる適水温とは15℃〜23℃です。この適水温の時期とは、全国の海水温度の平均から調べてみると5月〜9月の時期にあたります。(地域より差がある)
タコは水温7℃以下(1月〜2月時期)になると活動できなくなるため、水温の安定する沖の深場へ移動してしまい、陸からのタコ釣りは難しい時期となります。(釣れなくはない)
産卵行動と産卵の適水温
タコの産卵行動が開始される適水温は15℃〜23℃らしく、5月〜9月にかけての期間がこの適水温と重なる時期にあたります。
交接を果たしたメスのタコは、産卵の適水温25℃前後(8月後半頃)になると岩礁帯などの岩棚や岩の隙間に卵を産み付け、卵が孵化するまで餌を一切摂らないそうです。
タコの産卵場所
タコの産卵場所は、水深3m〜30mの浅場の海域の岩礁帯の隙間や岩棚などがある場所で行われ、メスは約1カ月の間、新鮮な海水(酸素)を寝らず食わずで卵に送り続け、卵が孵化するの見届けるようにして絶命するそうです。
7月〜8月がタコ釣りに最適な時期
タコ釣りで一番釣果が多い時期とは、7月〜8月の時期が一番釣れます。
理由は、産卵行動のピークがこの7月〜8月の時期と重なるからです。浅場の海域に成熟したタコが交接する相手を探して一斉に集まる時期なので、とにかくこの時期のタコ釣りは良型が沢山釣れます。
9月中旬ぐらいから毎年釣果が少しずつ下がる傾向にあります。
タコ釣りの時期とは、5月〜9月の期間が釣果に恵まれやすい時期ですが、「タコ釣りに最適な時期、一番釣れる時期はいつ?」と聞かれれば迷わずに7月〜8月がタコ釣りに最適な時期、一番釣れる時期と答えます。(桁違いに釣れますよ。)
タコが良く釣れる時間帯
タコ釣りには、最適な時期があることをお伝えしてまいりましたが、タコが良く釣れる時間帯というものがありまして、これを知っておけばタコ釣りの釣果を効率よく上げることが可能になり、シーズンを通して一桁上をいく釣果結果になることは間違いありませんよ。
朝マヅメと夕マヅメの時間帯
朝マヅメと夕マヅメの時間帯は、タコ釣りの良く釣れる時間帯の代表的なものです。
- 真っ暗→薄暗い→明るい/朝マヅメ
- 明るい→薄暗い→真っ暗/夕マヅメ
タコは夜行性の生き物です。
タコは暗い時間帯に最も活発に餌を捕食するため、薄暗い時間帯は餌を捕まえるのにも都合がよく、視界の範囲も広いため遠くまで餌を探すことができるからだと考えられています。
夜釣りの時間帯
タコ釣りは夜釣りの時間帯が一番良く釣れます。しかもサイズがどれもデカイです。
夜行性のタコは日中は岩陰などに隠れて待ち伏せして餌を捕食していますが、日が暮れるに連れ活性が徐々に上がり夜になると餌を探して活発に浅場を徘徊します。
7月〜8月の時期の夜釣りの時間帯は、とにかく良型が良く釣れるので、この時期は夜釣りを中心にタコ釣りをすることが最も効率的な釣果結果を出すためのポイントですよ。
- 夕マヅメ→夜釣り
- 夜釣り→朝マヅメ
反転流の時間帯
反転流とは、上げ潮→下げ潮や下げ潮→上げ潮に変わると潮流が反転することです。
反転流が起こる時間帯は、潮の流れが非常に緩やかになり海底にいる甲殻類等の活性が一時的に上がる時間帯なので、タコはこの時間帯を狙っています。
タコ釣りでこの時間帯は、時合いと呼ばれるアタリが集中する時間帯です。特にタコ釣りに最適な7月〜8月の時期に、この反転流の時間帯と
朝マヅメや夕マヅメ、夜釣りの時間帯が重なる時間帯には「絶対釣れる」と言えるほど、信頼できるタコ釣りで最も熱い時間帯なのです。
タコ釣りの時期はいつ/まとめ
- タコ釣りに最適な時期とは、タコが活発に活動する時期で海水温15℃〜23℃にあたる5月〜9月の時期です。
- タコの産卵行動のピーク(7月〜8月)の時期が、タコ釣りで一番釣れる最適な時期です。
いかがでしたか。
「タコ釣りに最適な時期はいつ?タコが一番釣れる時期を徹底調査!」についてご紹介しました。
タコの寿命は1〜2年程度です。成熟した個体が産卵行動のピークを迎える7月〜8月がタコ釣りに最適な時期ということが調査の結果で分かりました。
もちろん、この時期を中心とした5月〜9月の期間はその他の時期と比べて、圧倒的にタコの釣果は上がりやすい時期なので積極的に狙ってみてください。
これは余談になりますが、イイダコに最適な時期は10月〜12月頃が産卵行動の時期にあたり、浅場にオスとメスが一斉に集まるため、イイダコはこの時期が一番良く釣れますよ。
タコにはタウリンが豊富に含まれるため、疲労回復、夏バテ防止、さらにはコレステロールを下げる効果があるらしく身体にも非常に良い食材です。
釣って楽しい、食べて美味しい、健康にも良いとなれば、タコ釣りはまさに最高の趣味と言っても良いのではないでしょうか。
それでは、今年もタコ釣りで堤防にタコの雨を降らせましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。