タケチヨ釣りブログへようこそ。
梅雨入りあたりから堤防周辺に姿を見せ始めるキジハタ。(別名アコウ)幻の魚の異名を持つこのキジハタは、その個体数の少なさと岩礁帯を好む性質から滅多にお目にかかれない、高級魚としてアングラーの間でもすっかり有名になりました。
さて今回は、そんな幻の高級魚をショアからジグヘッドで狙う釣り方として、"キジハタ釣りに最適なジグヘッドとベストなフォールスピードに注目!"についてご紹介させていただきます。
キジハタ釣りに最適なジグヘッドの重さベストなフォールスピード
キジハタはロックフィッシュです。主な生息域は、根が多く点在する場所や岩礁帯などの"身を隠せる場所"を好みます。
そんなキジハタをジグヘッドで狙うには、やはり"根掛かり回避性能"の高いジグヘッドが必要となります。したがって、根掛かり対策なくしてキジハタ攻略は不可能と言っても過言ではありません。
シンカーの形状
根掛かり回避性能とは、ジグヘッドの"シンカーの形状がシンプル"なほど根掛かり回避性能が高く、逆に言えばジグヘッドのシンカー部分が複雑な形状なものほど、根や岩の隙間に根掛かりしやすいです。当然ですよね。
キジハタ釣りで最適なジグヘッドとは、シンカーの形状がシンプルなものを選びましょう。
オフセットフック
オフセットフックとは、根掛かり回避性能が最も高いフックです。"針先をワーム内に隠すことが可能"なため、根の間をすり抜けることもできますし、ジグヘッドがボトムに着底した際にフックが必ず上を向くように設計されているので、キジハタ釣りに最適なジグヘッドとは、この"オフセットフックを採用したジグヘッド"がベストです。
フォールスピード
キジハタは"上から落ちてくる餌に敏感に反応"
する習性があり、リフト&フォールで狙うことがセオリーとなります。
キジハタは潮通しの良い流れの速い場所も大好きな魚で、釣り場の"潮の状態に合わせたフォールスピードを調整"することも大切です。
"潮の流れが速いポイント"では、14〜20gといった重めのジグヘッドで仕掛けをしっかりボトム着底させることができるようにしてください。
ジグヘッドをボトムから4回トゥイッチリフトして、5〜6秒前後に再着底するぐらいがキジハタのアタリが最も出やすいフォールスピードです。
例えば、4回トゥイッチリフトからジグヘッドのボトム再着底が10秒のフォールスピードでは、潮の流れの速いポイントでは、キジハタのアタリが出ないケースが多いです。
"潮の流れが緩やかな内湾などのポイント"では、5〜10gといった軽めなジグヘッドでフォールスピードを"5〜6秒前後に調整する"と良いですよ。
フォールスピード例外
潮の流れが緩やかなポイントでは、"ジグヘッドのスローなフォールスピードにキジハタの反応が良いパターン"も存在します。
キジハタが根から出て"ボトムよりやや上のレンジのベイトに意識が向いている状況"と思われ、このような場合は2〜3gの軽めなジグヘッドでボトムからリフトするのではなく、根の周辺のボトム付近から4回トゥイッチリフトして"スローなフォールにアタリが集中"する場合もあるので、フォールスピードの例外としてご紹介しておきます。
テンションカーブフォール
キジハタ釣りはテンションカーブフォールで全て狙っていきましましょう。理由は2つあります。
- ボトム着底が明確に分かること。
- アタリに即座に対応できることです。
ボトム着底から即リフトすれば、ボトムでジグヘッドが転がって根掛かりしたりドリフトで根掛かりすることが防止できます。
キジハタは餌を捕食後、反転して根に潜ります。アタリを明確に感知できれば、即座に対応(合わせ)できるためこれを防ぐことができます。
テンションカーブフォールとは、このどちらにも正確に対応できるキジハタ釣りの理想的なフォールアクションなのです。
キジハタジグヘッド/まとめ
キジハタは夜行性です。
そのためキジハタ釣りでは、"朝マヅメ、夕マヅメ、夜釣りなどに釣果が集中しやすく狙い目"となります。
- キジハタ釣りに最適なジグヘッドとは、根掛かり回避性能に優れたオフセットジグヘッドでしかも、シンカーの形状がシンプルなものがベストです。
- 釣り場の潮の速さに合わせたジグヘッドのフォールスピードをウエイト調整することで、より再現性のあるキジハタ釣りをできるようになります。
キジハタ釣りは夜釣りがオススメ!夜行性のキジハタの釣り方! - Taketiyo釣りブログ
キジハタは成長の遅い魚でも知られています。"30センチ未満のキャッチが原則禁止"されている地域などもあり、ルールやマナーを守ってなるべく小さな個体はリリースするようにしましょう。
それでは、今年も50cmの幻のキジハタを狙って頑張りましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。