チニング乗っ込みシーズンがついに開幕しました。
気になる釣果のほうはいかがでしょうか。
タケチヨ釣りブログへようこそ、今回は堤防から初心者でも、簡単に真チヌを釣り上げる為のチニングについてご紹介いたします。
チニングは主に海と川が交わるような、汽水域で釣りをすることが多いですが、私は海の堤防専門なので、海で釣ります。
なので釣れる種類は真チヌがメインになります。
- 根掛かりが嫌いな人にオススメの仕掛とタックル/シンプルジグヘッド
- 誰でも分かりやすい簡単アクション
- 簡単アクションの大切なポイント
- 代表的なチヌのアタリとは
- アタリがあってもフッキングを焦らずに
- 合わせのタイミングとコツ
- フッキングは強く優しく!
- フッキング完了。リールのドラグが大活躍
- チニング初心者の方は乗っ込み時期に釣行しよう
- 終わりに
根掛かりが嫌いな人にオススメの仕掛とタックル/シンプルジグヘッド
まずは仕掛けからご紹介します。
他の記事でも書きましたが、堤防専門なので、1年を通してエギングロッドのみです。
あれこれ道具が増えるのが、嫌いな方に是非オススメします。
チニングの仕掛けとタックルをご紹介します。
- エギングロッドM(MLでも可)
- リール3000番(ドラグまぁまぁなヤツ)
- PEライン0.8号(安いヤツ可)
- リーダー2号(安いヤツ可)
- ジグヘッド5〜7g(2〜3インチ)
ザックリとこんな感じです。
初心者の方が始めからチニング専用の仕掛けやタックルを全て揃えても、それぞれの道具のポテンシャルを最大限に引き出すことは難しいと思いますので、慣れるまでは兼用のタックルでチニングすることがオススメですよ。
上のチヌ画像は昨年6月、午前8時に堤防からチニング中に釣り上げたものです。
真チヌ46㎝
潮は小潮、干潮間際でした。
続いては、ズル引きにオススメのジグヘッドとワームをご紹介します。
ボトムをズル引きから、ステイした時にワームの立ち上がる姿勢がお気に入りです。
一瞬のステイ中にアタリが頻繁に出たりするので、かなりチヌにアピールが効いていると思います。
バグアンツの磯ガニカラーの3インチをお尻の部分をチョン切っています。
理由は、3インチだと少しワームが長過ぎてチヌの食い込みがイマイチ悪いのと、ワームが長いとステイ中に起き上がりアピールが弱くなるので、短くしています。
2インチのワームを使うときは、チョン切らずにそのまま針にセットしてください。
アピール重視の方は3インチを絶対オススメします。
私のチニングは、オフセットジグヘッドを必ず使用します。
理由は、とにかく根掛かりが少ないからです。
チニングで"根掛かり対策は必須"根掛かりすればチャンスを台無しにしてしまいますよ。
誰でも分かりやすい簡単アクション
チニング初心者の方は、もちろん日中の釣りの方がしやすいですが、簡単に釣れるのは圧倒的にナイトゲームのチニングです。
警戒心が非常に高いチヌは、ナイトゲームだと一変して、積極的にアタックしてきます。
数を釣りたい方は、是非ともナイトチニングを
チャレンジしてみてください。
堤防チニングのナイトゲームの基本アクション
キャストしてボトムに着底したらゆっくりと「ズルズル〜」と、ズル引きの繰り返しです。
分かりやすくて、とても簡単です。
このアクションをひたすら繰り返してください。
堤防チニングの日中の基本アクションと応用
朝マヅメ(午前7時くらいまで)はズル引きアクションだけでも、見切られることはないですが、日が昇って海が明るくなるにつれ、アタリが単発(食い込みまではしない)になってきたりします。
この場合は少し変化を入れてみましょう。
- リフト&フォールからズル引き
- リフト&フォールからステイを一瞬入れてズル引き
少しの変化を入れるだけでも、途端に食い込みが良くなったりすることは結構あるので、単発のショートバイトが続くようなときは、有効なアクションの1つです。
簡単アクションの大切なポイント
ロッドの構える位置は、海面が近いようなら海面に対して45℃ぐらいに立てて、合わせやすい位置に構えてください。
海面が遠いようならロッドの竿先を海面に向けて、ロッドを下向きに構えてください。
チニングはフッキング(合わせ)がとても重要なので、ロッドの構えは非常に大切です。
ボトムを常に意識して、決してワームがボトムから浮き上がらないようにロッドで感じ取りながら、リールで巻き取る速さを調整してください。
竿先でゴツゴツしたような感覚を保ち続けることが大切です。
私の良く見ている動画です。
ズル引きテクニックを分かりやすく解説しているので、初心者の方に特にオススメ動画です。
代表的なチヌのアタリとは
ズル引き中のチヌのアタリは「ガツガツっ」だったり、「ゴツゴツっ」みたいに、餌を「噛んで弱らせる」ようなアタリがほとんどです。
リフト&フォールの場合だと、また違ったアタリ方をしてきますので、チニングは本当に楽しいですよ。
アタリがあってもフッキングを焦らずに
チニングの最も気をつけるべきポイントは、フッキングにあると、私は常に意識集中しています。
チヌのアタリは、そのほとんどがガツガツっやゴツゴツっのような、餌を弱らせる為のアタリが最初に何度かあり、それから口の中(食べる)に入れるようです。
そのため最初のアタリで合わせても、フッキングしないことがほとんどなのです。
チニングでは、アタリがあっても焦らずにズル引きを止めないで続けてください。
合わせのタイミングとコツ
これは私の経験上のテクニックなので、100%ではありませんが、私はチヌがアタックの最中に、ほんの少しだけリールは止めて、竿先のみで少し(10㎝ぐらい)ズル引きます。
この時に竿先がググッと入ったら大きく合わせを入れます。
何度かやってみてコツをつかめば、結構使えるチニングのフッキングの小技ですよ。
「ガツガツっ」や「ゴツゴツっ」のアタリの最中に、餌を弱らせる為のアタックなのか、それとも食べた(口の中)アタリなのかを見極めることが重要です。
真鯛67㎝
上の真鯛の画像は、同じく昨年の6月、午後10時、堤防からチニング中に釣り上げました。
真鯛の引きは凄かったです。
アタリの感じはチヌと全く同じで「ガツガツ」からガッガッガッと、押さえ込まれるような感じで、一気に食い込みました。
潮は、大潮、満潮下げから1時間ぐらいにヒットしました。
フッキングは強く優しく!
チニングの合わせるタイミングも掴んで、いざ合わせを入れてフッキングしたのに2、3回走られて「バラした」なんて経験は、チニングを何度かした方ならご存知と思います。
鯛系の上顎は非常に硬いです。
フッキングは強く、ガッチリ決めましょう。
しかし、力任せで闇雲に竿を煽るのでは、上顎を貫くことはできません。
私はエギングロッドでチニングをしているのであまり激しく合わせを入れると、ロッドの硬さのせいでラインブレイクしてしまいます。
ロッドが多少硬くてもチヌの上顎をガッチリ捕えるコツは、
「2ℓくらいの水が入った袋を持ち上げるイメージ」強く、優しく、チヌを持ち上げましょう。
イメージが伝われば幸いです。
フッキング完了。リールのドラグが大活躍
チヌの重みが竿にズッシリと乗ったならフッキング成功です。
あとはチヌが弱るまでは、ある程度泳がせましょう。
焦りは禁物。
50cmを超える大物になると、その引きの強ささは別格なので、無理にチヌを浮かそうとすると、突然のチヌの突っ込みにラインブレイクという、最悪の結果もありえます。
リールのドラグは気持ち緩めに設定。
700mlの水の入ったペットボトルが持ち上がって、糸が出ていくぐらいに設定しましょう。
フッキングが決まっていれば、ドラグに任せてチヌが弱るまで、じっくりと焦らずにやり取りしてください。
焦らずに、竿をなるべく立てて、ラインテンションをキープしながら、チヌを泳がせましょう。
弱らせてからの方が、大人しくタモ網に入ってくれますから、安心してランディングできますよ。
チニング初心者の方は乗っ込み時期に釣行しよう
チニングは時期によっては、"アタリすらない"ような場合がありますので初心者の方はまず最初の1匹を手にするために、"チヌの乗っ込み時期"にチニングにチャレンジしてみてください。
チヌの乗っ込みとは、チヌの産卵前の荒喰い行動のことで産卵の体力をつけるためにチヌはとにかく餌を沢山食べるため、チヌの活性が非常に高く"チニングの釣果が一番上がる時期"でもあります。
地域によって若干の差があるようですが、"温暖な地域では3月中旬〜6月頃、寒冷な地域では4月中旬〜7月頃が乗っ込み時期"となります。
乗っ込み時期のナイトチニング
私もそうでしたが、チニング初心者の頃に初めてチヌを掛けたのも"乗っ込み時期のナイトチニング"のズル引きアクションでした。
チヌは夜行性でもあり警戒心が非常に強いため日中の昼間のチニングに比べて、ナイトチニングの方が"圧倒的にアタリの数も多く"昼間は単発のアタリも多くワンチャンスを慎重に掛けていく必要がありますが、乗っ込み時期のナイトチニングではチヌは"何度も追い食いしてくる"ためフッキングのチャンスも多く、初心者の方には絶対に乗っ込み時期のナイトチニングがオススメですよ。
終わりに
チニング専用のロッドならば、ズル引きアクション中のチヌのアタリをフッキングのときに弾かれるような心配はないとは思いますが、釣りの初心者の方に"堤防から釣りをするために最初に買うオススメロッドは?"と聞かれたら、エギングロッドを買うようにススメています。
理由は、堤防の釣りではエギングロッドが最も万能性に優れているからです。
エギングロッドである程度の釣果を出してからの方が、よりチニング専用ロッドの良さが分かると思いますので釣り初心者の方は、エギングロッドを最初に購入することをオススメします。
オススメの万能エギングロッド2本
シマノ(SHIMANO) スピニングロッド ルアーマチック S86ML 8.6フィート
ダイワ(Daiwa) エギングロッド スピニング 8.6ft エメラルダス アウトガイド 86M エギング 釣り竿
エギングロッドは万能ロッドの代表です。初めて購入するロッド、最初の一本はエギングロッドがおすすめですよ。
チニング専用ロッド
「乗せる釣りか?」「掛ける釣りか?」
メジャークラフト 2代目ソルパラX クロダイ ロッド SPX-782ML黒鯛 -7.8フィート(約237cm)
メジャークラフト チヌロッド スピニング 3代目 クロステージ 黒鯛 CRX-T782ML 7.8フィート 釣り竿
チニング 専用ロッドの良さは、使用すればするほど、そのロッドのポテンシャルの高さが分かります。チニングをとことん追求する方におすすめです。
それでは、今年もチニングで堤防にチヌの雨を降らせましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。